この花

この花の美しさは少しの間だけだ

それでも
毎年
美しい花を咲かせてくれる

だからだろうか

何故なのだろう

この美しい花を愛する人は
飽きたりしない

なのに

どんなに美しい花を咲かせても

人は
人に

飽きる

いや違うのか

飽きるのではなくて

気づくのか

人が
この花のように

いつも同じ美しさで在ることがてきない

ということに

だから？

だからなのか？

それとも
もっと美しいものを見つけては

ただただ
無邪気に

移動

してるだけなのか

ほんの少しの
ほんの少数の人

たまに見かける

1人の花を
愛し続ける人

その人の愛の形を見てみたい

その人こそが
その人の心こそが

この花のように

おんなじ美しさを
保ち続けているのかも
しれない