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私の中の夏花火

君と出逢った瞬間に
私の中に
花火が上がりました
赤や青や黄色の
幻想的な光が
私の暗い
胸の中を
パッと明るく照らして
私の心を
彩りました

たとえこれが
ヒト夏に散る
恋だとしても
真夏の夜に見た
幻覚であったとしても
私は君に恋をした

いつまでも
君に気付かれぬまま
夏は終わりを
告げました
巡りゆく季節のままに
秋が来て
ある日君は
くれました
一輪の淡いべにいろの
秋桜を 
そっと私にくれました

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