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2020年ブッカー賞受賞作「シャギー・ベイン」を読んでみた感想。

シャギー・ベイン」は、現代のスコットランドを描いた小説です。

この作品は、世代を超えて語り継がれるグラスゴーの神話でもあります。
著者のダグラス・スチュアートは1976年にスコットランドのグラスゴーで生まれました。
大学でテキスタイル・デザインを学び、24歳でニューヨークに移住。
カルヴァン・クラインやバナナリパブリックなどでデザイナーとして働きながら、10年かけて「シャギー・ベイン」を執筆しました。
30以上の出版社に持ち込んだものの断られ続けましたが、最終的にグローブ・アトランティック社と契約し、全英図書賞の年間最優秀作品賞を受賞するなどの成功を収めました。
著者自身も主人公のシャギーと同じく貧困家庭で育ち、母親はアルコール依存症でした。
次作「Young Mungo」は2022年4月に本国で刊行され、現在は三部作の執筆に取り組んでいます。


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