いちばん
いちばんって幸せだなと思います。
なにかの一番になったとか
だれかの一番になれたとか
脊髄が、音感だけで問答無用で 良い事 だと認識するものだと思います。が、
なにかの一番になるのはそう簡単なことではなく、記録ですから簡単に薄れていきますし、
だれかの一番になるのは、裏を返せばいずれ一番じゃなくなるということでもあり、口先だけじゃないかという不安が、ずっと付き纏ってきます。
そんな気分にさせてくる 一番 という言葉を、脊髄が喜ぶのに反抗するように私の脳は嫌がってきました。
だから私は好んでこなかった 一番 という言葉ですが、
最近、たくさんの いちばん を浴びて、幸せな気持ちになりました。
それは共通テスト前日のこと。
共に戦う仲間たち、もうすでに戦いは終わっている友達
多くの人から応援メッセージをもらい、涙腺も緩み、自分を奮い立たせ鼓舞していたとき、
👩“いちばんの味方だよ”
🧑“頑張ってたの俺が1番知ってる”
👱♀️“世界一応援してるからね”
際立って見えた
いちばん という言葉
なにかやだれかのたった1人にならずとも、
多くの人が いちばん だと胸を張って言えるような存在でいられることに、
大きな幸せを感じました。
あまり好んでいない言葉に
自分がどれだけ愛してもらっているのか、
身に染みて感じさせられるとは
思っていませんでした。
この いちばん は
何かや誰かにとってのただ1人である必要はありません。
本当なのか疑ってかかる必要も、ありません。
複数人に対していちばんだと言っていたって、
こちらに不利益は無いですし、
心地よい言葉以外の何者でも無いですし、
わたしを一番に位置付けろと強要したわけでも無いのに、与えてくれた言葉なので
問題ありません。
この いちばん にはプラスな感情しか働きませんでした。
たくさんの人に いちばん だと言って貰えること。
胸張って、
あなたをなにより…、と語ってもらえる存在であること。
それがいかに喜ばしいことかを噛み締めつつ、
ありがたさを感じながら日々頑張って行きます。
そして私も言われるだけじゃなく、
この嬉しい気持ちを提供できる側になりたいものです。
共通テストを通しての いちばん のハイライト実はここかも