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生徒指導の一案①〜工藤先生の言葉から〜
工藤勇一先生の著書の中で子育てに関する大切な言葉が出てきました。それをもとにAIくんと、あ~でもないこ~でもないと議論を重ね以下のような生徒指導の基本方針を作成しました。
ある本には、思春期対策として、
・聞く、見守る、線を引く
・15歳の尾崎豊がいる
と書いてあったのも同時に思い出しました。
それはさておき、基本方針を見てみてください。
「共に考え、共に成長する生徒指導」方針
基本理念
「どうしたの?」
「君はどうしたいの?」
「何か手伝ってほしいことはある?」
私たちは、生徒の主体性を尊重し、共に成長する学校を目指します。
問題行動が発生した際、生徒の気持ちや状況に耳を傾け、対話を通じて解決策を共に考えます。このアプローチを通じ、生徒一人ひとりが自ら選択し、行動する力を育みます。
目指す生徒指導
主体性を尊重する指導
生徒が自分の行動や選択に責任を持ち、他者を尊重する態度を育てます。
信頼関係を重視する学校づくり
教員、生徒、保護者が互いに信頼し合い、安心して意見を交わせる環境を作ります。
多様性を受け入れる柔軟な対応
生徒一人ひとりの特性に合わせた包括的な指導を行います。
具体的な指導のアプローチ
1. 対話を重視する指導
問題行動が発生した際は、以下の問いかけを基本とします:
「どうしたの?」:感情や状況を引き出す。
「君はどうしたいの?」:解決策を自分で考える機会を提供する。
2. 背景理解と柔軟な対応
問題行動の背景を丁寧に聞き取り、柔軟な対応を行います。
必要に応じて特別支援コーディネーターやカウンセラーと連携。
3. イベント参加への多様な選択肢
全員参加が難しい生徒には、以下のような対応を行います:
部分参加:準備や応援など負担の少ない役割を提供。
代替活動:静かな環境での学習や創作活動を選べる仕組みを用意。
特性に応じた支援:個別支援計画に基づき、生徒の安心感を確保。
データ活用と改善の仕組み
指導記録のデジタル化
Googleフォームやドキュメントを活用し、指導内容を記録・共有。
例:指導日時、内容、結果、改善案を簡潔に記載。
AIによる分析支援
生徒アンケートや指導記録をAIで解析し、問題行動の傾向や改善ポイントを抽出。
提案と共有
生徒指導担当チームが分析結果を基に具体的な改善案を教員全体に共有。
教員会議で議論し、最適な対応策を全員で確認。
指導方針の評価と改善
教員リフレクションの推進
短時間で書けるリフレクションシートを使用し、指導の成功例や課題を記録。
例:『今日の指導で印象的だったこと』『次回の改善点』。
生徒アンケートの活用
学校生活や指導への満足度、提案を定期的に収集。
匿名性を確保し、生徒の本音を反映。
定期的な振り返り会議
学期末に教員全体で成果を共有し、方針の見直しや改善策を検討。
学校全体での取り組み
成功事例の定期共有
月1回のミーティングで教員が成功例や課題を報告。
学期末には全員参加型の共有会を実施。
保護者との連携強化
保護者説明会やアンケートを通じ、方針の共有と意見収集を実施。
必要に応じて個別面談での具体的支援を相談。
理念の定着活動
年1回、全教職員で理念を再確認する場を設け、実践例を共有。
生徒も含めたディスカッションやワークショップを開催し、学校全体で共通理解を深める。
最後に
この方針は、生徒が自分の行動に責任を持ち、主体的に成長できる環境を作るための指針です。
教員はこの理念を日々の実践に取り入れ、生徒と共に未来を切り開いていきます。工藤勇一先生の言葉を胸に、生徒の声に寄り添う教育を実現しましょう。
この方針は、教員だけでなく保護者や地域とも共有できる内容となっています。
いかがだったでしょうか?
工藤先生の言葉は使えるアイテムとして先生たちと共有したいものですね。
多様な生徒がいます。子どもによっては変える部分もあるかもしれませんが、基本線、先生たちで一致した行動をとると学校は落ち着いてくる気がするのですが…