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初めてのフランスチーズ~サンタンドレ・クロタン・マンステールの魅力とおいしい食べ方~

 こんにちは、料理研究家のsaihiです。

私事ではございますが、
昨年「チーズプロフェッショナル」の資格を取得しました。

難関と言われる試験。
2~3月頃から勉強を始めて、10月の2次試験が終わるまで約半年間。
昨年の今頃の私は「本当にやりきれるのか?」と自問自答の悶々とした日々を過ごしていました。

結局、見切り発車的にスクールに授業料を支払う事で
「もう、やるしかない!」と決意。
紆余曲折、色々な苦労がありましたが
今では「挑戦して良かった」と思っています。

・・・と言うことで、ちょっとチーズに詳しくなった私のおすすめチーズをご紹介。

今回はフランスのチーズの中から、初心者にもおすすめの
「サンタンドレ」
「クロタン」
「マンステール」をご紹介します。
それぞれの産地や味わい、そしておすすめ料理も合わせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。


フランスのおすすめチーズ3選

 1. サンタンドレ(Saint-André)


産地: フランス北部、ノルマンディー地方
味わい: クリーミーで濃厚なトリプルクリームチーズ(脂肪分75%以上のチーズを「トリプルクリーム」と言います)
バターのようなリッチな風味が特徴で、口に入れるととろけるような食感が楽しめます。
塩味とミルクの甘みが絶妙なバランス。
皆さんご存じの「カマンベールチーズ」と同じ白カビチーズですが、もっとクリーミーで本当にバターのようなとろける食感!
チーズ初心者の方でもきっと好きになる味わいです。


おすすめの料理:
「サンタンドレと生ハムとマンゴージャムの前菜」


サンタンドレのクリーミーな味わいと生ハムの塩味、そしてマンゴージャムの甘みのコントラストが最高!
切って盛り付けるだけで、シャンパンが止らないおしゃれな前菜の出来上がりです。

2. クロタン(Crottin)

産地: フランス中部、ロワール地方
味わい: ヤギ乳を使用したセミハードチーズ。熟成の進み具合によって味わいが変わり、新鮮なものは爽やかでフレッシュ、熟成が進むとコクとナッツのような風味が増します。



おすすめの料理:
「焼きクロタンのパンサラダ ハニーマスタードソース」

ロワール地方では、クロタンをサラダに使うのが定番。
バケットにクロタンを乗せて軽くグリルし、サラダにトッピングします。
ハニーマスタードソースの甘みとクロタンが相性抜群!
シェーブルチーズの香りが苦手な方は、はちみつをひと垂らしするだけで驚くほど気にならなくなります。
フランス ロワール地方のサンセールのような爽やかな白ワインと相性抜群で、簡単にフランス気分が味わえます。 

3. マンステール(Munster)

産地: フランス東部、アルザス地方
味わい: ウォッシュタイプのチーズで、独特の香りと濃厚な味わいが特徴です。でも、いわゆる「ウォッシュ香」がそれほど強くないので、チーズ初心者の方にもおすすめ。むっちりとした食感が魅力です。
熟成が進むと風味がより深まり、香ばしさとピリッとした塩気が楽しめますよ。

おすすめの料理:
「マンステールとじゃがいものグラタン」

アルザス地方では、マンステールを使ったグラタンが人気です。茹でたじゃがいもとベーコンを耐熱皿に入れ、スライスしたマンステールをのせて焼き上げます。香ばしい香りと濃厚な味わいがクセになる一品です。
樽の香りがするしっかりしたシャルドネや、アルザスのゲヴィルツトラミネールビールとの相性が抜群です。

フランスのチーズで日常をちょっと贅沢に 

フランスのチーズは、種類ごとに個性豊かな味わいが楽しめます。
今回ご紹介したチーズはどれも家庭で手軽に取り入れやすく、料理にも使いやすいものばかりです。
さらに深くチーズの魅力を味わいたい方は、ぜひ私の料理教室にいらしてください!


今日ご紹介したチーズ料理は全て(ちょっと先だけど)4月のレッスンで開催予定です。
チーズを使った「映える簡単メニュー」や、「ワインとのペアリング」を楽しく学べるレッスンをご用意しています。
一緒にチーズの世界を広げてみませんか?


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