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6月の色校が出そろいました!
「そもそも色校って何?」
色校とは、正式には「色校正」といいまして、著者やデザイナーさん、編集者などが、思った通りの色で印刷できているかを、実際の印刷を始める前に確認するための試し刷りのことです。カバーや表紙など、カラーで印刷するものは必ず色校をとります。絵本や写真集などのオールカラーの書籍では、本文ページも色校をとることがあります。
■6/19発売
『小鳥遊夫婦は今日もしあわせ』
この夫婦、かわいすぎる…!!
「見てるだけで癒される」の声多数!
SNSで話題の創作夫婦の日常がついに単行本化!
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寒い日は一緒に布団で温まったり、おうちキャンプをしてみたり、一緒に筋トレを頑張ったり、仕事帰りのデートをしたり……妻のことが好きすぎる夫「イチヤ」とお茶目で明るい妻「ミヤコ」の甘くてほっこりする結婚生活。
今回デザインをご担当いただいたのは関根彩デザインさんです。
全体的に淡いパステルの色味や手触りの良い紙(個人的にですが、特にカバーをめくった本体表紙の「NTラシャ」という紙の手触りがお気に入りです)を使用しているのに加えて、マット加工で柔らかさを出していただき、作品の夫婦の幸せそうで可愛らしい雰囲気を演出いただいた装幀になっています。
特に今回の装幀のメインカラーとなるピンクの色味にはこだわり、可愛い甘さがありつつも、派手すぎない色味を目指して、何度も調整しました。
夫婦の紡ぐ日常の小さな幸せに、ときめきと癒しがとまらなくなること間違いなし! ぜひ、手に取っていただけたら幸いです…!
■6/19発売
『日本一長く服役した男』
男は何故、61年も服役しなければならなかったのか。
更生と刑罰をめぐる、密着ドキュメンタリー。
令和元年秋、1人の無期懲役囚が熊本刑務所から仮釈放された。
「日本最長」61年間の服役期間を経て出所したのは、80代のやせ細った男。
出所後も刑務所での振る舞いが体に染みつき、離れないでいた。
男はかつてどんな罪を犯し、その罪にどう向き合ってきたのか?
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この謎めいた「男」が実際に居住していた部屋を基に、やわらかい印象ながらも、彼の現実での孤独感をあらわす大変素敵な装画を描いてくださったのは、竹浪音羽さんです。
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帯のデザインでは、本文中に出て来る、印象的な「男」の言葉や取材班の言葉をちりばめました。
果たしてこの「男」は、凶悪な犯罪者なのか、小さな老人なのか。
実際に読んであなたの目で感じ取ってください。
■6/20発売
『も~っと!恐竜・古生物ビフォーアフター』
昔好きだった恐竜たち、今はどんな姿?
研究でわかった、最新の復元。人気シリーズ第2弾!
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まだまだ「進化」を続ける研究、明らかになる最新の姿!
復元について議論が続くスピノサウルス。
ティランノサウルスは3種いたらしい?
恐竜の卵の殻の秘密もわかってきた!
シリーズ第2弾は恐竜以外の古生物たちもたっぷり特集しています。
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とってもすてきなイラストは
ツク之助さんです。
カバーの用紙には「アラベール ホワイト」を使用しています。繊細な風合いで優しい手触りをもつ非塗工紙です。画用紙のような独特の風合いがあります。
オビの用紙は「ブンペル ナチュラル」を使用しています。ざっくりとしたラフな風合いと、クラフト紙やダンボールのような素朴な色が特徴のファインペーパーです。
ぜひとも実物をお手にとって紙の風合いを楽しんでいただきたいです。
■6/20発売
『ココロとカラダを整える オトナ女子の休み方』
自分らしく毎日を過ごすために
優しい「休み方」はじめてみませんか?
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「やる気がでない」「心の逃げ場が欲しいと感じる」「漠然とした不安な気持ちになる」──。そんな心と体のイライラ、もやもや、ざわざわ…ありませんか?
本書は、毎日ついついがんばりすぎてしまう、少ししんどいと感じるあなたが自分のために優しく「休める」ためのヒントがたくさんつまっています。
「自分をVIP扱いする」「べき思考をやめる」「水曜日をご褒美デーにする」など自分の心と体を守るために普段から意識したほうがいいTIPSを33個紹介しています。
決して全部やる必要はなく、自分に合ったやり方を見つけてみてください。きっと少しずついい方向に変わっていきます。
カバーや本文のイラストはomisoさんに担当いただきました。
やさしく、可愛いタッチのイラストがとても癒されます。
カバーデザインを担当いただいたのは、chicholsの山田知子さん。
カバーはマイナスな状態のココロとカラダを「いつも通りの自分」に戻すというイメージでデザインしてくださいました。
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カバーは特色を2色使った4色構成。ぱきっとした可読性も出しつつ、やさしい雰囲気を出してくださいという担当編集の無茶なオーダーに応えてくれました。
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ぜひお手元に1冊置いて、ココロとカラダがちょっと疲れた時に読んでみてください。
■6/21発売
『国産RPGクロニクル ゲームはどう物語を描いてきたのか?』
国民的RPG、ドラクエとFFの功績をあらためて徹底検証!
ゲームシステム・世界観・制作体制でその魅力を解き明かす。
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「国民的ゲーム」として、日本のカルチャーに大きな影響を与えているドラゴンクエストとファイナルファンタジー。元スクウェア・エニックスのプロデューサーで、気鋭のゲームデザイナーである著者が、その功績をあらためて検証します。
ドラクエとFFに強いイメージがあるだけに、どういう表紙にしようかあれこれ考えましたが、装丁新井さんが「シンプルに文字だけでいきましょう」と提案してくれました。
そして、いただいたのがこの表紙です!
コピーに、推薦コメント、コンテンツと入れたい情報がいっぱいでしたが、すっきり整理してレイアウトしてくれました。
なかでもポイントは、バックの「DQ」「FF」の文字。
これは、とある古典ゲーム機で使われていたフォントをもとに、新井さんがつくってくれました。クラシカルだけど、いまでも新鮮なデザイン。
まさに、この本のテーマにあうものとなりました。
ぜひ、お手にとってみてください。
■6/21発売
『怖い4コマ慣用句事典』
この4コマが怖い意味…わかる?
“意味がわかると”ゾッとする4コマ64本。
謎を解くカギは、「日本の慣用句」。
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昨年刊行した『怖い4コマことわざ事典』、大大大好評につき第二弾「慣用句」刊行です。
今作のテーマカラーは緑色。(前作は黒字に黄色)
黒地に蛍光インクの黄緑がキレッキレにあしらわれています。
別丁扉や表紙には、深みのある緑色が使われています。
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別丁扉といえば、まるで”蔵書印”みたいなハンコ風あしらいがめちゃめちゃ素敵です。
よく見ると、「4コマ」「慣用句」「事典」などの文字が。
「事典」らしさを演出してくださってます。
デザイナー(BALCOLONY.)さんのこだわりがギラッギラに光ります。
今月は盛りだくさん、6作品をご紹介しました。
是非、書店でお手に取ってご覧ください!