1月の色校が出そろいました!
「そもそも色校って何?」
色校とは、正式には「色校正」といいまして、著者やデザイナーさん、編集者などが、思った通りの色で印刷できているかを、実際の印刷を始める前に確認するための試し刷りのことです。カバーや表紙など、カラーで印刷するものは必ず色校をとります。絵本や写真集などのオールカラーの書籍では、本文ページも色校をとることがあります。
■1/13発売 『イラスト・図解でまるっとわかる!家族でそなえる防災・被災ハンドブック』
被災前も被災時も被災後も。
一家に一冊、大切な人と身につけるあたらしい防災の「心・技・体」。
「災害ってこんなもの」「それなりに備蓄してるから」「自分は大丈夫でしょ」といった思い込みをなくそう。
防災シミュレーションゲーム「クロスロード」も学べます。
災害は今日おこるかもしれません。あらゆる被害を想定して、できる限り備えておきたいものです。この本が、日々の暮らしに防災を取り入れ、いざというとき「命」と「生活」を守るためのガイドになればうれしいです。
カバー表1には本書で大活躍する「かなめさん」「のどかさん」「やすしさん」「あゆむくん」が登場しています。カバー表4には本書の特徴でもある4コママンガを掲載しました。
■1/13発売 『ひとつにならない 発達障害者がセックスについて語ること』
脳も性もいろいろで「ひとつにならない」。
ASD・ADHD当事者が聞き書く赤裸々な発達障害本。
自身もASD・ADHDの当事者で、「発達障害」自助グループを主催している横道誠さんが8名の当事者たちの性愛に関する語りを聞き書きした一冊です。
発達障害者の特徴として「空気が読めないこと」「他人が理解しにくいこだわりがあること」があげられますが、それらのことで、彼らは性愛をめぐり独特の感性をもち、またさまざまなトラブルを経験しています。
その痛ましくもみずみずしい感性を、本全体で表現しようと、横道さん、デザイナーの森敬太さん(合同会社 飛ぶ教室)と相談しながらデザインを練りました。
表紙カバーのイラストは、マンガ家・崇山祟さん「わたしの姉はひきこもり」の一コマです。横道さんが企画にインスピレーションを与えた作品とのことで、提案してくれました。
それをうけ、森さんは、全面青色一色、表紙カバーに透ける紙を採用し裏面に青インクを刷り、表面で繊細な色合いをだすという、あっとおどろく仕様でこたえてくれました。
編集者としてはスリリングな展開で、しびれました。
青一色のみずみずしいこの本をぜひ書店でお手にとってご覧いただければ嬉しいです。
■1/18発売 『日本一わかりやすい!個人事業主・中小企業のための補助金獲得の教科書』
補助金はあなたのためにある!「返済不要の公的資金」合格率90%オーバーのカリスマコンサルタントがすべてを伝授!
日本では、年間約4兆円も補助金が出ているのに、その恩恵を受けている中小企業、個人事業主はそのうち1%に満たない状態です。
それは、補助金が多種多様で申請が難しく、時間がかかるために多くの経営者や個人事業主が時間や労力が割けないことが大きな原因だと、著者である尾上昌人さんは考えています。
本書を通じたテーマは
「補助金は小さな会社のためにある!」
「未来を変えたいなら補助金を使え」です。
経済産業省系の事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金などを想定していますが、「生産性向上」を目的としたあらゆる補助金に応用ができる事業計画の作成方法を伝授する初心者向けの補助金の攻略本となっています。
本書を通じて補助金という選択肢を選ぶことで、可能となる新たな可能性に気づいていただけたら幸いです。
色校を巻いてみました!
■1/18発売 『新版 召しませキモノ』
装いも新たに情報もアップデート!描き下ろしもたっぷり加えた改訂&増補版!!
キモノでめぐる、キモノで遊ぶ、キモノでくつろぐ十二ヶ月。
お洒落で可愛いキモノを彷彿とさせるカバー。
実はこの柄、実際におキモノをスキャンしたものなんです。
オリジナル版の時はデザイナーさんとの打ち合わせ時に著者のひよささんが着ていたものをその場でスキャン。
今回は帯を持参いただいてスキャンいたしました!
表紙は、小紋柄のようなパターン。こちらは分銅の柄です。
そして見返し(表紙裏に貼る遊び紙)は、可愛い格子柄の紙。
こちらはタントセレクトという紙です。少し透けてて可愛いのです。
見返し→表紙→カバーで、まるでキモノを着る時のセットのようなイメージでございます。
遊び心満載のデザイン!内容も遊び心たっぷりです!
キモノを着る人も着ない人も楽しめる和装生活コミックエッセイ。
ぜひお手にとってみてください。
今月は以上4作品をご紹介しました。
是非、書店でお手に取ってご覧ください!