2020年個人的ベストアクトのようなもの

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2020年が終わりを迎えようとしています。一部の人からしてみればもう影も形もなく燃え尽きているのかもしれませんが、これを書いている時点で暦の上ではまだ終わっていません。エンドロールくらいの立ち位置でしょう。そもそもこんなエンドロールを誰が予見していたでしょうか。2020という数字が今我々に想起させるものは一体何なのでしょうか。その答えがわからぬまま、皆一年の幕を下ろすための文章をバタバタと作っています。これもそう。ちなみに修論提出3週間前です。なんで??????

というわけで、毎年書いていた2020年良かった芝居・作品ベスト10…といきたいところなんですが、3月後半以降本当に芝居を観れていないんですよ。何なら脚本詰んでた1月も観れてない。家のことを考えるとリスクを高めに見積もる必要があり、9~11月くらい(それも普段比9割減くらい)しか外に出ていないんですよ。オンラインで観た本数も(元々映像で演劇を見るのが苦手なこともあって)少なく、多分観るべきみたいに言われていたものは全然観れていない。そういう意味で言えば、大学に入ってから一番インプットの枯れた時期だったように思います。別の方向でインプットはしっかりしているんですがね…
あまりにも観たものの絶対数が少ないので、個人的ベスト5にすることにしました。順位はつけません。

ロロ「四角い2つのさみしい窓」
知念大地「続・ひしと」
Q「バッコスの信女─ホルスタインの雌」
うさぎストライプ「あたらしい朝」
青年団リンク やしゃご「ののじにさすってごらん」

多分、観るタイミングだったり心持ちだったりによって評価は様々になると思います。僕の「良かった」はこの5本でした。オンライン作品でも得られるものはあったかもしれませんが、まだ黎明期という印象は拭えません。組み合わさった作品や技術革新を期待したいですね。

東大駒場系団体も、キャンパスの入構制限等で大幅な活動縮小を余儀なくされたように感じます。結果として上演本数も少なく、僕的には「アイデアは良いけど粗すぎる」か「スマートにまとまっているけどそれ以上の興味が湧かない」作品であったように感じます。難しいものは難しい。

これを書いていたらまた情勢が悪くなってきたようですが、来年途中からは気兼ねなく劇場に行けるようになりたいですね。気兼ねなく劇場に行ける=制約なく創作ができるということであり、そこから噴き出す何かを観測したいと思っています。勿論、僕も創作に携わる1人として、その輪に加わりたいと思っています。

以上、終了!

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