【信州松本界隈の説話を語りたい】1.プロローグ

どういう切り込み方から入るのが良いのか手探りというかほぼ見当もついていないが僕は今、長野県松本市に住んでおりここ数年、松本界隈の事への興味関心好奇心が止まらない。

それは、近くの喫茶店の事であったり各種イベントの事であったり歴史であったり湧水であったり小路であったり…とにかく諸々である。

そして、それは松本に関心を持ち始めたのと、ほぼ同時期に始めたIngressという位置情報ゲームによって増幅され、例えば地元開催の関連イベントではイベント企画のスタッフの一員として松本の魅力について発信するなどしてきた。

そういった事も含めIngressは普段サラリーマンとして平凡な日常を過ごしてきた自分にとって非常に刺激的で貴重な一生忘れ得ない体験と発見の連続の日々を与えてくれた。

一方で、Ingressという枠組みの中では、なんとも消化しにくい欲求も芽生えてきていた。

それは、松本市界隈に伝わる諸々の説話への好奇心から始まる興味関心。
ルーツを追い自由に考察し自分なりにアウトプットしてみるという試み。

Ingressが浮き彫りにしてくれた普段見過ごされがちな街の至るところに点在する石碑、像、寺社仏閣などの史跡の数々は、掘り下げていくと多かれ少なかれ「物語」を内包していた。

神話、民話、伝説、逸話…実は極近所にあった魅力的な非日常。
そして、掘り下げていく事で垣間見える、面白い（と感じた）信州松本とその周辺の歴史。

例えば、松本平が昔湖で龍とその子で岩盤切り崩して平野にした話とか、平安時代初期のスーパーヒーローが松本平で強力な力を持って暴れた悪鬼を成敗する話とかね。
一見、ただの昔話が実は史実に基づいた伝説かもしれない、ってなってくるとちょっとワクワクしてくるわけですよ。（僕はする）

これを良い塩梅に一歩か二歩、踏み込みつつ語り、できれば分かち合いたい。
酒の席で「へぇぇ」って聴けるくらいの、しつこくなりそうな一歩手前くらいのコクのある話をしていきたい。

出来ればホントの酒の席で語り、分かち合いたいだけの平凡なサラリーマンたる自分の願望含有率8割みたいなものになる見込み、というかそのくらいの気楽な語り口からディープなところに引きずり込みたいし、引きずり込まれたい。

さて、どう切りこんでいこうかね？

次回「泉小太郎って何者だ？から引きづり込まれた底なし沼」...くらいのテイストで…いけるかな？

#初投稿 #松本市 #信州 #説話 #民話 #伝説