ミャンマーの銀行口座のその後とチャットの話
この記事がカバーしている内容
✅ミャンマーの銀行の利率
✅ミャンマーの通貨、チャットについて
✅ミャンマーでの両替について
✅ミャンマーでの支払い事情について
ミャンマーの銀行座のその後
こちらの記事は前回の「金利5%超!ミャンマーで銀行口座開設」の続きになります。約7ヶ月ぶりにミャンマーに行く機会があったので、前回預けた額にどのくらい利子がついているか確認してきたのでシェアしたいと思います。
では、結果発表です。前回2月にミャンマーを訪れて銀行口座を開設後、約1,100,000kyat(実際の両替レートで約55,000円)入れてありました。今回8月後半に確認した時点では合計26,000kyat(約1,100円、約2%)の利子がついていました。
1年で4回利子がつき、合計で最初に預けた金額の6%の利子がつくようです。
ミャンマーの通貨チャットについて
過去3度の廃貨
ミャンマーは、過去3度廃貨に苛まれました。
1964年
1985年:20、50、100チャット紙幣廃止、25、35、75チャット導入
1987年
銀行制度が未発達だったころは、通貨の廃止や価値の目減りに対応するため、金製品などを買って必要なときに換金するという対応が取られていたようだが、今では、銀行があるので、銀行に貯金するのが一般的だと思われます。
両替レート(公式レートと実際のレート)
ミャンマーで両替をする場合、Googleなどで調べて出てくる公式レートと実際の両替レートが異なる(実際の両替レートのほうがいい)事が多いです。
今回両替した際は、10,000円が220,000チャット(1円22チャット)でした。Googleで調べて出てくるレートは1円15チャットでした。
現在ミャンマーではチャットの価値がかなり下がっていて外貨を欲しがっている人が多いことが原因のようです。
現金と電子決済
ミャンマーでは、今でも現金での決済が主流の場所が多いです。今回牛マーケットに行ったときは札束を持ってきて牛を売り買いしていました。他の場所でも現金で支払いをする場所が多いです。ミャンマーでは、停電もよくあるので、クレジットカードなどが一時的に使えないこともあります。
ミャンマー国内では、最近では、電子決済も使われていて、KBZ PayとWabe Moneyが主流です。電話番号でお金を送ることができます。
ミャンマーで銀行口座を開設することについて思うこと
上記のようにミャンマーでは銀行の利子はかなり高いですが、通貨があまり安定していない、国の政治的情勢がよくないというリスクもあります。
それらを考慮した上で、ミャンマーに何度か旅行や仕事などで行く可能性がある方にはミャンマーで銀行口座を作るメリットがありますが、投資目的で行うのはあまりおすすめでは無いです。