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スピリチュアルな道と動機の純粋性
「オカルトの道に入りつつある人は、与えられた体を出発点にするが、転生している間により新しくよりよい体を自分で築いていく。
進歩すればするほど、より意識的に働くようになるため、オカルト的な人生の初心者には絶えず混乱が起こり、不健康になることが多いのである。
彼は法則を感知し、自分の基調を高める必要性を理解する。そのため、最初のうちはしばしば過ちを犯すことになる。
彼は内から外へと働きかけるのではなく、食事や訓練によって、自分の肉体を新たなものにすることから始める。しかしこれは、マインドの注意深い訓練と想念物質の操作、情緒の変性によって物質界で達成されるものである。
7年後には永久原子の周りに新しい三体を自分自身で築き上げていることであろう」
(『ホワイトマジック』アリス・ベイリー著)
スピリットとエネルギーの道に入ったばかりの人生は、エネルギーの変動により、人生に多くの変化と不調を招く可能性がある。そして、自分のケアをする必要が出てくる。
どこから着手するかというと、自分の肉体を精錬していくところから始める。食事のことやヨガなど、身体のケアに関心が向く人たちが30年前と比べたら格段に増えているでしょう。健康に関すること、〇〇セラピーの情報に溢れかえっていると言ってもよい。
上記の文章にあるように、これを食べればよい、これを使えばよいというのは、単に物質を変えるだけの話ではなく、自分のマインド、内的な変化を伴うことにより、物質レベルである肉体も変性されていく。
なので、安易に「〇〇がいいよ」という巷にある情報だけに期待していては、なかなか改善したり進歩するには至らない。
自分を変えていくきっかけとして、例えばアロマだったりハーブがあるわけで、それを道具として自分の内的世界の想念形態をより真理に近いものに気づきあげていくことをしなければ、その効果は一過性のものにおわるか、あまり効果が感じられない、ということになるだろう。
自分の魂のエネルギーとつながるには、肉体、アストラル体(情緒体)、メンタル体(思考体)をそれぞれクリアで安定したものに作り替えていく必要がある。中でも統御することが手ごわいものがアストラル体である。
今の人類の課題としては、自分の注目する意識をアストラル体ではなく、メンタル体へと移行させることだ。そうすることで魂の欲求とつながりやすくなり、それらの(低位)3体が魂がやりたいことを為すための道具となる。
物質的に存在しているものは、すべて道具であることを忘れてはならない。
主人は魂であり、表現の道具が肉体、アストラル体、メンタル体だ。アストラル体やメンタル体も、肉体同様に物質界に属しているものと見なす。
もし、主導権が魂にではなく、低位3体にあるならば、それは、「左手の道」つまり黒魔術となる危険性を常にはらんでいる。
知らずに黒魔術をおこなわないようにするためには、自分のやりたいことや行動のもっとも深いところにある動機は何だろうか?そこに不純な動機が含まれていないかどうかを常に自覚していく必要がある。