Medicine Wheel　叡智と平和へのビジョン

人間はそろそろヴィジョンの力に気づいた方が良いのかもしれない。自分の想念形態が現実をつくる力になる。小さいけれども確実に。

講座の準備のために調べ物をしていて資料として手にしたこの本に書かれていた言葉を、今、この時にシェアせずにはいられないと感じたので書き記したいと思います。

こうして書いている時間も祈りの時間のようです。

サン・ベアが受け取ったこのヴィジョンを、心の中に思い描き世界に解き放ちたいと思います。一人でやってもあれなので、よかったらやってみてね。

【メディスン・ホイールのヴィジョン】

丘の上に平地が見えます。
やさしげな風とおだやかに波打つ草原。
石が車輪のスポークのような形に並べられています。

四つの方向からこちらに向かい、
谷間を越えて動物たちがやってきます。
近づいてくる動物をさらに良く見ると、
動物をあらわす衣装や頭飾りで装った人間たちです。

四つの集団はそれぞれが右回りで輪の中に入り、
全員で大きな一つの円を描いた後、
聖なる輪のそれぞれの位置に腰をおろしました。

北は冬、生き物と大地の母が休息する時。
東は目覚めの時、誕生の時、そして春。
夏、豊穣と急速な成長の時。
秋、実りを取り入れ自己をセンタリングするのに
必要な知識を身につける時。

ひとりひとりが各々の位置を示す季節と
石と植物と守護動物の歌を歌い、
大地の母を癒す歌を歌っています。

その時リーダーが言いました。

「さあ、聖なる輪の魔術を現そうではないか。
地上のたくさんの人びとに聖なる輪に入ってもらい、
大地の母を癒すための祈りに加わってもらおう。
メディスン・ホイールの輪の数々を取り戻そう」

ヴィジョンの中では、
あらゆるファミリー、あらゆる方角、
あらゆる月生まれの人達が
心に平和を携えて来て一つになりました。

これが私の見たヴィジョンです。

『メディスンホイール　シャーマンの処方箋』
サン・ベア＆ワブン著より
（私が原文を少し短めに編集しました）