意志とは生命の火である
今日は阪神淡路大震災から29年目の日でもあり、また能登地震により、未だ困難の中にある方々のことを思います。
ふと「意志」について思ったことを書いておこうとしたときに、自分が、「意志」という言葉を深く考えるきっかけとなったのが、東日本大震災と3.12東電の原発事故だったことを思い出しました。
そして今日は冒頭に書いたよう、阪神淡路大震災が起こった日でもあり、書き残しておくタイミングかと思いまとめ始めています。
東日本大震災の時には、地震に加え、原発事故があり、世界にも類を見ない未曽有の大災害となりました。
魂には計画がある
そして、ここからどう生きていくかの選択に迫られた人がたくさんいたことには間違いないかと思います。人間は日々、何かを選択し、それを生きていると思うのですが、私にとっても、この出来事は今までの人生の中で大きな選択を迫られる時だったように思います。
自分の中では、心の深くにある声に従ってどうするかを決めたという感覚でしたが、セラピストとして多くの人が難しい選択を迫られている様子もたくさん見ていました。
特に、放射能の問題で移住するか否かというような、それによって分断が起きるような状況の中で、何かを決めていくということが起きていました。
私はそれぞれの人が、自分の心の声を聞いて決めたことで進んでいけばよいと思う反面、放射能により引き起こされる結果はどうにもわからないため、無責任に「それでいいんじゃない」と言っていいのかどうかもあいまいでした。
そこで、もっと人の内的なことを学ぶ必要性を感じた時でした。それまで避けていたスピリチュアルなことを学ぶことになってしまったわけです。
詳細はこちらで。
上記の記事のタイトルにもあるように、「魂には計画がある」ということで様々な問題が腑に落ちました。正しいかどうかはなく、その人の魂の計画に沿っているかどうかが重要というわけです。
そして、その人の魂の計画はその人にしかわからない、その人の「魂」にしかわからないのです。
「意志を捉える」ということ
そして、自分の魂の計画を知るためには、自分の内側から湧き上がってくる「意志」を捉えることが重要になります。意志は魂を超えてやってくる自分の生命エネルギーでもあるのです。
*意志についての参考
「秘教メモ 意志」
https://note.com/earthspiral/n/n755326db9dee
しかし、往々にして、「欲求」と「意志」を間違えることがあります。
意志に従って決めたつもりが、時間が経つとなんだか違うという場合は、それは意志ではなくて欲求だったのかもしれません。本当に危機的状況にあるときは、深いところから意志の力が発動しやすくなり、それが魂の声として感じることができるものです。
けれども、欲求というのも、人を前進させる推進力になるので、意識の進化段階の前半では、重要な役割を果たすものであり、「悪」ではないのです。だた、その段階は終わっているのに、欲求にしがみつく、執着していると、それは「悪」になっていきます。
純粋な自分の意志につながるには、欲求を引き起こす低位我というわれるもの(専門的には、低位メンタル体、アストラル体、肉体)の日ごろの浄化が重要となってきます。
そして、見分ける識別力が必要になってくるので、「秘教メモ」にあるように、ものごとを客観的に観たり、客観的に思考する(低位)メンタル体を正しく使う訓練をすることが大事になってくるわけです。
魂の計画の邪魔をしない
人はそれぞれ魂の計画を持っていて、それは自分で探し上げる必要のあるものです。かといって、占いやチャネリングや前世のことやら、外側に自分探しをしても、ある程度の参考にはなるにせよ、他力本願であっては、自分の内側から湧いてくる感覚に敏感になることができずに終わってしまいます。
自分の内側の感覚を精製するのは、上記に書いた通りです。様々なワークがありますが、魂に繋がり、内的な意志に繋がっていくのは瞑想しかありません。
エネルギーをあつかう人のための法則には「無害性」というものが大前提として存在しています。何に対して無害かというと、「魂の計画を邪魔しない」「分断しない、させない」という視点で考えた時にどうなのか?ということです。
良かれと思ってやったことが、害になる場合も多々あるので、それに対する識別も重要と言えます。
私はセラピストという仕事上、基本としてそれを一番に考えます。良かれと思ってやっていることが、その人に対する余計なお世話になっていないか、成長する機会を奪っていないか、などに敏感であることはとても重要なことだと思っています。
ひとり一人は魂の存在です。その内部にある光が育っていくことをサポートするには、ひとり一人に向き合う必要があります。自分はまだ完璧ではない中で、自分ができる範囲を認識しておくことも重要です。
内的純粋性とヒーリング
ヒーリングなどもそうです。私の意志や欲求を押し付けるべきではないし、その人の魂が目指す方向に沿って行くことが重要となります。他者の意志のエネルギー、命のエネルギーへの畏敬の念を常に持っていたいものです。
意志とは火であり炎です。その存在を動かす原動力、それを消さないようにすることが重要。
世界中のそれぞれの場で困難に直面している人たちがたくさんいて、自分は直接何もできなくても、自分が自分の中の火を燃やし続けることが、本当にできれば、それは、世界に対するヒーリングにも繋がっていきます。
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