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蟹座のホールド力

もう少しで蟹座の季節が終わります。毎月恒例で、それぞれの星座研究を通常クラスからはみ出すので、番外編ということで、有志でやっています。ダライラマ14世は太陽もセンダントも蟹座だってことでホロスコープ研究してきてくれた方がいました。

イーロンマスク氏も太陽もアセンダントも蟹座。話題の(話題だった)小池百合子都知事は太陽が蟹座。あと、大谷翔平くんも。

一緒に研究会やっていたのが、今回は太陽蟹座さん、アセンダント蟹座さん、そして私が月蟹座という蟹チームでした(笑)

蟹座はある意味、排他性があり、小池さんの「排除します」って言葉が浮かびます。保守、右寄り、自分ファーストなところも言動に現れていたりするかな。

ダライラマ法王のホロスコープを読むだと畏れ多いところですが、運命づけられていることなどがうかがい知れる配置も見られました。

総括すれば、蟹座は場のホールド力を持っているのではないかなという私個人の感想です。

蟹は海の中では揺蕩っていますが、陸にあがれば自分が安心して隠れられる居場所を探します。同様に蟹座の人間は、自分の地上での居場所、魂の居場所を求める。意識の拡大・発達に伴い、それは、自分だけの居場所ではなく、みんなの居場所にしていき、どこにいても、地球全体が安心していられる居場所にしていくことに力を注げる人になっていきます。

ダライラマ14世は、チベット亡命政府の長として、自分たちの土地から追われているにもかかわらず、物質的な地上の場所にこだわらずに、チベットの人々が安心していられる精神的な拠り所をホールドしていると言えるのかなと感じました。

同時に、物質的な拠り所を持てずにいることの困難さを改めて考えさせられました。

ホロスコープがその人のすべてを語っているとは思いませんし、今の人類の意識と技術で人のホロスコープが果たして正確に描かれているのか?というところもありますが、いろいろな人のものを研究してみると気づくことがいろいろあります。

普通の星占いでは、人間の発達プロセスが考慮に入っていないと思うこともありますが、意識の発達を考えれば、どの星座であれ、進化した時の美徳を見ることができます。

最後に『秘教占星学』にある蟹座について言及された文章を紹介します。
とても好きな文章です。

「この宮はすべての人に深い意味をもたらすことができる。あなた方は転生過程にある。あなた方は自分で選択した道を歩いている。

あなた方が造っている家にはすでに明かりが灯されているであろうか。あるいは、暗い牢獄であろうか。もし明かりのともされた家であるならば、その明かりと暖かさが、あなたの周囲にいる人々すべてを引き付け、性質が光と愛である魂の磁力的な引きつけが大勢の人々を救うであろう。

もしあなたが依然として孤立した魂であるならば、あなたはさらに完全な孤立と孤独の恐怖を通り抜け、魂の暗い道を歩いていかなければならない。しかし、闇夜におけるこの孤立と孤独と分離はすべて、大いなるイリュージョンの一部である。しかしそれば、全人類が統一と自由と解放の準備において投げ落とされているイリュージョンである。

そのイリュージョンの中で道に迷い、リアリティーと真理が何であるかがわからなくなる人々もいる。また、兄弟姉妹を救い、高めるために、イリュージョンの世界を自由に歩く人々もいる。もしそうすることができないならば、あなた方はそのように歩んでいくようにならなければならないであろう」

(『秘教占星学(上)』蟹座より)

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