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白樺と金星と魂のこよみ



樹木の芽吹きと1年間の成長

春の遅い裏磐梯では、やっと木々が芽吹き始め、一気に広がろうとしているところです。春から、記録のためにいくつかの樹木の観察をしています。

樹木は冬でも樹形などが観察できます。
しかし、芽吹きの時にどんなふうに葉っぱが出てきて、秋にどのように葉が落ちて、1年間の成長がどこからどこまでなのか?というところを、よく見ていないと、「そういえば、どうだったっけ?」となってしまいます。

この冬に『星々と木々~ゲーテシュタイナー科学への道』のゼミをやっていたので、その時にあいまいだった、樹木の芽吹きを生でしっかり見ようと決意しました。

白樺と金星

しかし、一気にみんな芽吹くので、あっという間で見逃す瞬間も多々あります(;^ω^) その中でも、白樺は樹皮の白さもあり、とっても目立つ樹木なので、引き付ける力を持っているなと思います。

上記の葉っぱの写真は白樺の新緑です。美しい折り目がついて葉が美しいです。4月ぐらいに撮った動画もシェアしたいと思います。

樹皮のことや白樺の特徴について少しお話しています。


芽吹き


天気のよい日に家の中から外の樹々を眺めていると、風に吹かれてシラカバの葉がはためき、他の樹木と比べてひときわキラキラと目立っているのがよくわかります。

風がちょっと弱い日でしたが、葉がキラキラしている様子を撮ってみました。

こうした、光を反射してひときわ目立っているところも、金星との関連をうかがわせます。白樺も、観察しているつもりでしたが、改めて金星との関連性を意識していると、そのエッセンスが自分の意識に働きかけてくることを実感したのでした。

自然観察と魂のこよみ

そしてそれは、シュタイナーが『魂のこよみ』で今の時期にあてている言葉とつながってくることにも気づけました。

第6週
自分の内部から
私自身が甦った。
そしてみずからが時間と空間の働きの中で
宇宙を開示するものとなった。
宇宙がいたるところで
みずからの姿の真実を
その神的原像を
私に現わしている。

『魂のこよみ』ルドルフ・シュタイナー著 高橋巌訳

冬の間に、自分の内側で熟考し受け取ったものが、春が来て自分の感覚と思考が外に出ていくことで、宇宙が示す真実の姿を感知することができるのだろうなということを。このサイクルと何度もめぐっていくことで、自分の魂と自然界とその背後にある神的世界が一体となっていくのでしょう。


おしらせ:6月開講 星々と木々・月1ゼミのご案内

6月から樹木と天体の関係性を、ゲーテやシュタイナーの世界観から解説した『星々と木々』の月1ゼミをおこないます。一緒に探求したい方を募集しています。


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