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「人間は自らのハートで考える通りのものになる」 ハートと太陽神経叢センター

「人間は自らのハートで考える通りのものになる」
本当にハートで考えることができるようになるのは、メンタル的な機能が十分に発達し、かなり高度な開花状態に達したときだけである。ハートで感じることが考えることと混同されることが多い。ハートで考える能力は、太陽叢のフォースをハートに上昇させるという作業をおこなっている間に、欲求を愛に変性する過程でもたらされる結果である
(『秘教治療(上)』アリス・ベイリー著より)

ここで述べられている、「ハートで考える」とはどういう意味だろう。単純化して言えば、思い込みなく、分離的思考を排して、自分以外にものを理解しようとする思考と言えると思う。

多くの人はまだ、太陽叢のセンターに無意識に意識が集中している。分離的感覚を司るセンターだ(このセンターの重要性の話はここでは省く)。それをハートセンターに上昇させる必要がある。

分離的思考から脱し、ハートの持つワンネスの感覚、その意識の中で考えるのが、「ハートで考える」ということ。

私たち一人一人は、地球という一つの生命体、もしくは人類という一つの意識体の中の構成メンバーだ。その中にあって、自分はどんな役割があるのか、何をもって他者の役に立てるだろうか。

人は生まれてきて、まず、自分らしくなろうとする。そして自分らしくあるところの背後には、自分一人では自分らしくなれないというパラドックスがある。

魂意識においては、誰一人として孤立している人はなく、どこかに自分の居場所がある。その居場所は、ひとりで探す必要があるときもあれば、誰かとともに探すことで気づけることもある。


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