『光線とイニシエーション』の( ..)φメモメモ
いわゆる『七つの光線に関する論文』のそれぞれの意義を簡潔にまとめてくれていてありがたいところ。
『秘教心理学』の自然王国のところ、もう一度読もうかなと思った。
人間が自分の成長方向に向かうためには、多少の自分へのメリットがないとなかなかそこに向かおうとする人は少ない。つまり修行の道だったり、弟子道だったり。スピリチュアルなことに感心を持つと、魂に目覚めた人は力を得て好きなことをして仕事ができ、お金を得て、幸せになれるとか、金と権力を得て自分の思い通りに世界を動かせるとか、そうした「餌」がないと、自己成長のために一生懸命になることはない。しかし、まっとうな道を歩むのならば、そんなこんなな入り口から入っても、物質界への執着は左手の道(黒魔術)につながることに気づいたり学んだりする。
利己性から非利己性へ、自我意識からグループ意識へ、そのように人間の意識は自然の法則にしたがうのならば、方向づけられる。あるときは、自分や人間という立場がとても重要な立場にあるという、それに伴う責任の意識も持ちながら、それをよすがに進んでいくときもある。しかし、自我意識を手放したのならば、ここで言われているように、「自分たちだけが重要なわけではない」ということを知らなければならない。重要でないだけではなく、孤立していない、すべての存在がともにある目標に向かって前進しているということも知らなければならない。
地上で起きる出来事は、単に人類に起因することだけではなく、宇宙的、地球的様々な要因と共に変化していく。その大きな視点を持ちつつも、自分の役割、自分ができることを淡々と行っていくことが、いつだって大事なことには変わりがない。
次は、この本の主題でもある「グループ・イニシエーション」について。
そう、魂は非利己的でありグループ意識です。パーソナリティは利己的で自我意識的で物質方向を向いています。
霊的な進化を説いた本や、自分がイニシエートだとかアデプトだとか名乗る人たちによって、こうしたイメージがゆがめられてきたところがある、ということ、知っておく必要がありますね。ソウルグループとか、そういうので情緒的なイメージを持つのはやめておいた方がいいと思う。
また、現実的にグループをつくって自分がグループの焦点となり活動することがここで言われていることだと思う熱心な人々もいるが、そういうことではないそう。これは、魚座時代の古いパラダイムであり、水瓶座時代はそうではないのだそう。