3原色の世界
世界を赤青黄の三原色で見てみると面白い。
キクザキイチゲやイヌサフランの出てきた時の、あの赤黒い葉っぱ、ナツズイセンの鮮やかな黄色の新芽、シューティングスターのうすい緑、それぞれが違った緑で登場する。
我が家の庭で咲いているのはフキノトウとヤナギという地味なお花と、キクザキイチゲぐらいかな。キクザキイチゲは、まだ半分夢の世界にいるようだ。
今日は、キクザキイチゲの赤が、どこからやってくるのかを考えながら描いてみた。
赤は熱のエレメント。冬は地中深くで生命の炎を守っている。春の光に呼び起こされ、青い水エレメントとともに地上に現れる。そして、キクザキイチゲの葉に、花に、赤がそのまま引き上げられて表出する。
下を向いたまま地面から現れるが、徐々に光のほうを向き、自らも中心から光を発しているように見える。しかし、光はまだ小さく柔らかく灯りはじめたばかりで、まだ、半分眠っているようだ。
描いてみると、なんとなく、黄色い背景よりも、青い背景のほうがあっているような気がするので、また描きなおそうと思う。