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日本最古のお茶~信楽の朝宮茶とタヌキの焼き物~

こんにちは!アースバッグビルダーのKです。
今回は、日本最古のお茶とも言われる「朝宮茶」と、それが育まれた滋賀県信楽の魅力、さらに信楽とも切れないタヌキの焼き物について、まるごと紹介していきます。 実は信楽は陶芸だけじゃない、お茶の栽培でも深い歴史があるんです。


1.日本最古の銘茶、朝宮茶

日本最古のお茶と言われる理由

信楽のある滋賀県甲賀市朝宮地区では、1200年以上前からお茶が栽培されているとあります。 奈良時代に最澄が遣唐使として中国から持ち帰った茶種を朝宮の地に植えたのが始まりだとか。

  • 西暦815年:朝宮茶がすでに朝廷に献上されていたという記録も。

  • 日本最古の銘茶:長い歴史を誇り、今も多くの人に愛され続けています。

特徴と評価

  • 日本五大銘茶のひとつ:朝宮茶は限定された生産量ながら、全国の茶品評会でも高く評価される逸品。

  • 昼夜の寒暖差が激しい山間地:標高300〜450mの斜面で栽培されるため、旨味が広がる香り豊か。

  • 二度も農林水産大臣賞を受賞:その実績からもわかる通り、広くで高く評価されている高級茶です。


2. 古代琵琶湖の名残が育む土の力

信楽は古代に琵琶湖が南下していた頃の湖底にあたる場所と豊富です。そのため、ミネラルな土壌が朝宮茶の茶葉に旨味を与えているんです。

  • 古代琵琶湖層:耐火性にも優れているため、同じ土が焼いた原料としても愛用されています。

  • 良質な土=良いお茶&良い焼き物:朝宮茶の旨味やコクの秘密は、この肥沃な土にあるのでは?



3. 信楽といえばタヌキの焼き物!

ここで気になるのが、町中に溢れるタヌキの焼き物。 実は、信楽焼で作られたタヌキの置物がどこまでも並んでいるんですよ。

タヌキの由来

  • 昭和26年(1951年):昭和天皇の行幸の際、沿道に大量のタヌキを並べて出迎えたところ、好評を博したというエピソードが有名。

  • 縁起のタヌキ: 「他を抜く」 ⇒ 「他抜き」 という語呂合わせから商売繁盛の縁起物として愛されています。

信楽焼とタヌキ

  • 日本六古窯のひとつにも数えられる信楽焼は、鎌倉時代から続く長い歴史を持つ。

  • 多様な作品:タヌキだけでなく、器置物や大きいものから小さいものまで本当に様々な焼き物が作られています。


4. 観光地としての信楽

信楽は、朝宮茶だけじゃない。焼き物や自然、観光スポットも注目です。

  • 家族旅行の:車で来ると、道沿いに並ぶタヌキを数えるのが楽しい。

  • 陶芸体験:観光客にも人気があるイベントで、信楽焼の器を自分で作ってみることが可能です。

  • 美しい風景:山間地特有の清涼な空気と四季折々の風景が広がり、外気浴を楽しみながら朝宮茶をするのもまた最高。



5. 日本最古の銘茶と伝統焼き物が織りなす未来

信楽の朝宮茶は、日本最古と言われるだけでなく、日本五大銘茶にも数えられる高い品質を持っています。 それに加えて、信楽焼のタヌキがシンボルとして町にぎわいを与えているのも面白いところ。

  • 土が活かす可能性:朝宮茶も信楽焼も、古代琵琶湖層の土が育んだ成績。

  • 地域振興:朝宮茶や信楽焼という地域資源を活かして、観光客がさらに増えれば、町全体が盛り上がる。


まとめ

  • 朝宮茶は、最澄がもたらすとされるお茶で、日本最古の銘茶とも称されるほど長い歴史を誇ります。

  • 信楽焼で有名なこの土地は、古代琵琶湖の土がもたらす肥沃さと耐火性を相談、タヌキなどの焼き物が生まれてきた。

  • タヌキの置物は商売繁盛の縁起物とされ、昭和天皇が訪れた際に大ブームに。

  • 観光資源としても、朝宮茶、焼き物、自然が一体となって、多くの旅人を魅了している。

朝宮茶を片手にタヌキを数えながら町を散策すると、信楽の新しい魅力がいっぱい見えてくるかも。日本最古のお茶タヌキの焼き物――この不思議な組み合わせが、信楽の奥深い魅力を物語っています。

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