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感情の揺れと向き合う。
MOUTNAIN BIKE JORNEY 2019
7/22 DAY2 走行62km
まさかの約束通りの5時半起き。
しかもテントのパッキングまで全員でも30分かからず。
昨年の子どもたちとの旅の、「誰も起きず、起こしても幽霊のように1時間ほどフラフラしていた子どもたち」とのギャップに僕らが戸惑う。
しかし、そのあとはどうしていいかとフラフラしたりしているのでひと安心。
毎年それぞれチームのカラーが出るものだ。
海沿いをみんなで楽しみながら走って、けれど途中から雨が落ちはじめる。
緊張感が抜けてきたぶんそこに疲労感とこの先がわからないしんどさみたいなのが入ってきた感じ。
カメラを向けても笑顔無し。
それでも雨が降らないトンネルで僕が奇声をあげたらみんなやまびこのように声を出しはじめた。
うん、それでいい。しんどかったり、ときどきそれを忘れたり、気づけば元気になっていたり。
昼ごはんは和歌山ラーメンを食べよう!ということになった。
自分たちでググらせて、彼らに先頭を行かせて到着したのはまさかの横浜家系ラーメン。
思わず吹き出したが子どもたちはだれも気づかず和歌山ラーメンはうまいうまいと大満足のようだった。
午後からは本降り。ひたすら我慢という感じ。
しんどくなると昨日の虫刺されをかいたり、文句が出たり、少し険悪になったりしている。
甘えに走りたいので、理不尽なことを仲間にしたやつに叱った。
自分がしんどくめんどくさくなったのでコースをショートカットして入り込んだ子も叱る。
山道が多かったのでだいぶ気持ちもしんどそうだった。
それでも最後は雨もあがって、予定していた有田市へ到着。
昨年もキャンプした橋の下でキャンプ。
彼らがテントをたてていたあいだに、僕は先に橋げたに川の水が流れ込んでプールのようになっているところで泳ぎ、洗濯と風呂をすませる。
それを見た子どもたちもどんどん飛び込んでいく。
しんどさから解放されて、そこに寂しさが入り込んできて大泣きする彼女。
かすみさんがそばにはいるけれどもしっかり泣かせてあげてくれてよかった。
しっかり泣ききったころに彼女も誘って川で水浴び。
そのあとすっきりした顔をしていた。
旅の全体像をつかんでいくために、彼らが地図を選んだ。
明日から彼らがその日の目的地を考えて走りはじめる。
ミーティングも活発でたくさん意見も感情も出てきた。
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![西川 昌徳(にしかわ まさのり)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63566105/profile_9df58da5981316945ef97dce10223b92.jpg?width=600&crop=1:1,smart)