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【自分が思ったままに伝わること、だけが正解じゃない。】


昨日おもしろいことが起きました。

それは、僕が相手に伝えたかったこと。
そして、相手が受け取ったこと。
その時点でもうすでに行き違いがあったのに、
結果として、相手はその行き違いを進んでいったうえに
大切なものを見つけてしまったというお話です。


話はここから。
僕がよくSNSで拝見させていただいているワタナベアニさん。
それはそれはものごとを見ておられる視点と思考、そしてそれを
文字で表現されているのを毎回「うおー!」「きょえー!」と
唸りながら(心のなかでね!)読んでいます。

そんなアニさんが先日紹介されていた映画が
「Every Day」という2016年につくられた作品。
いまamazonプライムビデオだとプライム会員は無料で観ることができます。
(リンクをクリックすると映画のページにいきます)

https://www.amazon.co.jp/Every-Day-%E6%B0%B8%E9%87%8E%E5%AE%97%E5%85%B8/dp/B078SKV4VT

あの見た目も、心の中もすんごい強面な感じを抱いてしまう
アニさんが「何度観ても泣いてしまう」と書かれていたので、それは大ごとだ!
と早速ダウンロードして、うちにあるトークライブのために買ったプロジェクタとスクリーンで、音もでっかくして観てみました。

ざっくりとだけ書くと、同棲していた恋人が交通事故で意識不明になるなか、なぜかその恋人が主人公の目の前にあらわれて、そのままの生活が続くんです。けれどそれは奇跡でもなんでもなく、現実は彼女は病院で意識を失ったまま、そして彼女がそうして彼の前にいられるのは1週間だけ。その約束の日までを描いています。

なんともいえない、もどかしい、それでも自分にいくらでも当てはまりそうな、
そんな映画でした。誰もが持つ、素直になれない気持ち、けれどすべてが進んでしまってから来る痛み、そして後悔。それらがズンズンやってきて、それはそれは痛かった。そして切なかった。
けれど最後に雲の切れ間から差す光をなんとなく見られたような、そんな作品でした。


このEvery Dayを大切な人に観てもらいたくてタイトルを伝えていたんです。
そしたら昨日「だいすきで大切な映画になった。教えてくれてありがとう。」とメッセージが届いて。
あぁーよかったなぁって。そうしてそのあと電話で話していたんです。


僕「あのさ、あの映画のな最後のシーンあるやんか?あのシーンでな、主人公ってどんなことを思ったと思う?」

相手「あーあそこ。なんか笑ってしまった。なんか感動もしたけれど、楽しくていい映画やったなぁ」

僕「え?最後な、あの男の人がな、女の人とすれ違うやんか?」

相手「え?抱き合ってたで?」

僕+相手「え!?え!?どういうこと!?」

僕「あんな、主人公ってな日本の人やった?」

相手「主人公は外国の人やったよ!」

僕「もしかして、同じタイトルの違う映画とちゃうん?観たやつ。」

相手「あ・・・。」


ということで、その人は僕が伝えた映画のタイトルを調べて、そのまま出てきた同じタイトルの【洋画】をamazonプライムビデオで観たのでした。

けど自分の一生残る好きな本とか、服とか、出会いとかって意外とこんな勘違いとか行き違いみたいなところから生まれるんとちゃうんかなぁと思ったできごとでした。

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↑これが僕が感動したやつ!

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↑この映画を勘違いして観て、大切な映画になったらしい。まだ観ていないが花火を持ちながらチューするのは指がヤケドするか、Tシャツが燃えてしまいそうでおっかない。

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