沈黙と感じること 【8/22~8/28】
みんなと共に大いに学んだ1週間だった。あなたが今ここにいて、生きていて、私が今ここにいて、生きている。そのことの偉大さに大いに触れた。
木曜日、小雨が降ったり止んだりする自然豊かな公園でキャンプ用の椅子を持ち寄って3人で小さな輪を囲んだ。会社で人をまとめる立場にある彼と私たち2人の3人で、1日中「感じていること」に集中する時間を過ごした。
感じる世界は膨大で、形がない。そこに形を与えることを表現と呼ぶ。彼は感じる世界に触れながら、感じていることにふさわしい必要最小限の言葉を、ふさわしい表現を、丁寧に探していた。彼の話す言葉と言葉の間に、豊かな空白があった。私たちは沈黙を歓迎している。沈黙を埋めるために話すくらいなら、何時間でも黙っていたほうがいい。感じている沈黙の人といると、心からゆっくりした気持ちになる。
1日が終わる頃、「何を感じているかにこんなに集中したことはなかったし、感じられた。感じるが何かということに触れた気がします」と彼は言った。もともと親しみやすい男性だけど、その日は彼に「大きさ」を感じた。感じることを自分に許した男性は、大きく頼もしく見える。
翌日、会社の役員の皆さんとの輪。前回から引き続き、共感を一緒に練習している。「共に感じる」というシンプルなことだけど、ただ共に感じる練習というのはとてもとても奥深い。言葉を発する前の心を向けた瞬間にそれは始まっていて、共に感じようとしてくれているだけで感じる。むしろ言葉を話す前に豊かに感じる。そこに感じているそのままに大切に話される言葉は、どんなに素朴な言葉でも胸を震わせる。前回も思ったのだけど、誰かが自分の感じていることを共に感じようとしてくれる時、どの人もとても魅力的に見える。本当に不思議だ。共に感じるを続けると、間違いなくモテると思う。
3日間の間に、遠くに住む4人の人とオンラインでお話をした、4人とのどの時間も、お互いへの尊敬と大切にしたい気持ちが満ちていた。その中にお互いのスピリットの声が聴こえてくるような時間だったことが、何より尊くありがたい。みんなで一緒にってこういうよろこび。お互いのスピリットの声に耳を傾けあって、それを合わせて、一緒に歩き続けること。
4人のうち最後に、ひらがなを話す会にも虹の環のセレモニーにも参加してくれた継太と話した。ちなみに今突然下の名前で呼び始めてみた。今までは苗字で読んでたけど、ビーズの輪でいつも彼が下の名前で名乗るのは何かすごい大切なことだと思って、今日からそうすることにしました継太よろしく。彼は、Earth Partnerにインタビューをしたいと申し出てくれた。ひでと私は彼のそのオファーにこれも大切な何かを感じて、とてもありがたく思っている。継太はこのインタビューに「スピリット・インタビュー」という名前をつけた。10月22日土曜日の、20:00-21:30で開催します。私たちのスピリットはけいたからの問いにどう出会うんだろう。ぜひ聴いてください。
日曜日はファーストピースサークルwith南知多。会場となっているゲストハウスやどかりのオーナー家族に、新しいいのちが登場していてお会いすることができた。赤ちゃんってなんと美しくありがたい!!!産まれて1ヶ月の美しい彼女に、みんなが釘付けになった。彼女という存在からの学びも輪の中で分かち合われた。私たちが何かを感じる状態にある時、私たちは全てから学ぶことができる。豊かな沈黙とみんなのそれぞれの感じている言葉の分かち合いで知恵が紡がれていった。
頭の中での想像や解釈から遠く離れた自分の内側奥深くの水をたたえる場所で、自分が全てと関係しているという実感に触れる。過去にも未来にも、存在の全てと起こっていること全てと関係しているというところに触れる時、自分という存在と行動の影響とその責任にぞくっとする。このぞくっとする感覚に佇んでいたい。この感覚は私を謙虚にするし、ひとりじゃないのだと勇気づけもする。この感覚のまま、この感覚を振り払わずに、心を込めて一瞬一秒を生きて重ねることを、私たちはみんなで一緒に練習している。生きている私たちの旅は続く。
Earth Partner
里菜
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