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人と地球の持続可能性

文:冨永 陽仁(アースデイ福岡、アースデイ東京ユース所属)

はじめに

福岡県出身、オーストラリア在住の冨永陽仁です。
昨年2023年高校を卒業し、リッツカールトン福岡クラブラウンジに勤めつつ、アースデイ福岡を立ち上げ、11/23に環境啓発イベントを企画し、開催しました。
当日は約1500名以上の方々に来ていただき、ワークショップや紙芝居、トークセッションにて子供も大人もそれぞれの視点で今自分自身が置かれている状況について楽しみながら学べるイベントになったと確信しています。

今日この記事を読んでくださった方々にはこのイベントの運営にあたり、準備の段階から見えたメンバーを中心とした人と地球の持続可能性についてありのままに伝えたいと思います。

恥ずかしながら、イベントは大成功したと確信はあるものの、団体としての継続という部分に関して、うまくマネジメントできておりませんでした。多くのメンバーに負担を押し付けるような形になったことや金銭面的なところで開催にあたり多くのご支援が必要になったことなど詳しく話していきます。そうすることで今後同じように大きな意志を持って団体やイベントを立ち上げようとする人に少しでもプラスになったらと感じております。

アースデイ福岡

立ち上げ

最初はメンバーがいない状態でしたが、アースデイ東京ユースとして2年間活動してきたことからもっと積極的に実践的な環境解決策を考えていきたいと考え、福岡にもアースデイを作りたいと考えておりました。そして、そう考えていたときに同級生の女子大生2人がSDGsについて発信しているインスタのアカウントをみつけました。そしてすぐにDMし、直接会って自分の想いを伝え仲間になってもらいました。
それから、2023年5月に僕の旧友とその2人が連れてきた友達、そしてボランティアをしたいと参加してくれた高校生と共に最初のミーティングを行い、意志を統一し、11/23のイベントに向けて動き出しました。この時、はじめに代表、副代表、営業部長、広報部長、会計部長などを決めて、順調に動き出していたと思っていた私でしたが、、、

旧友の離脱と計画の白紙化

イベントが迫ってきて、お金の面や内容についても詰めて行かなければいけない9月。私はホテルの仕事と趣味の旅に時間を費やしていた中でもメンバーは福岡でイベントに向けて尽力してくれていました。それでもマネジメントするだけが代表の仕事だと思い、指示だけ、私事だけ人間になっていました。今思うと、パッションはあったものの、まだ時間があるという意識でまだまだイベントに100%に慣れない自分がいました。その私の態度から元々友達で会計を担当してくれたものに辞めたいと言われました。それだけでなく、ヒイ祖母の死や金銭面の重圧もあり、私はイベントの白紙化を考えていました。しかし、幹部たちの声があり、ふらふらしていた私に対する信用は無くなったものの彼女らのこれまでの苦労を報われるものにしたいということで意見が一致し、イベントを続けることにしました。

イベント当日

なんとか資金も知り合いのよくしていただてる方々からいただき、イベントを執り行うことができました。
12にものぼる環境に配慮した出店者さんや九州大学さんのワークショップ、熊森協会さんの紙芝居、アースデイ東京ユース代表の上野我唯と私のトークセッション。
子供達が戯れ、自然を心から楽しむ様子や大人たちが僕らのトークセッションで感銘を言葉にしてくださる様子が今でも心に鮮明に残っています。
出店者さんからも今までのイベントで1番良かったよ、と言っていただけたり本当にいいものになったと確信しました。

左:冨永陽仁、右:上野我唯

そして、片付けが終わり、メンバーだけで話し合いを行いました。
一人一人このイベントに向けて思っていた想いを口々に語りました。
営業部長からは涙が見え、本当に大きな負担を負わせていたんだとその時感じました。企画書を毎晩毎晩練り直し、バイトや大学もあるのに睡眠時間を減らして作業をしていたそうです。

その後と教訓

その後、どんどん初期メンバーが辞めていきました。
私はその時にはじめてマネジメントの難しさを感じました。

地球の持続可能性について議論し、啓発して自分たちの手で世界を変えようとしていたのに、そもそも人が持続可能でなければ意味がなかったのです。

2023年の教訓は人が持続可能かどうかが最も重要で、想いや自分の内側を共有し人間として安全だと思える環境を整えることが最も大切で、その上に地球という大きな可視化がしずらい世界を変えていけるのだということです。

これから

これから冨永陽仁は2025年から世界中を飛び回り、世界でどのような環境汚染が起こっているのか、被害を受けている国はなぜ受けているのかなどを見ていきたいと考えます。そうすることで本当に多くの人々に現状を伝えることができ、アースデイ福岡だけでなく世界各国のアースデイとつながりを深め、活発に世界を変えることができるのではないかと考えます。

当日のセッション


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