【ヌーランド退任のわけ】米国務省第2位の地位を、ロシアを一番嫌っている人物(ヌーランド)から、中国を一番嫌っている人物(カートキャンベル)にすげ替えた
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ヴィクトリア・ヌーランド米国務次官の辞任が間近に迫っているが、彼女が国務省を予期せず辞任した理由についてはさまざまな説が浮上している。ロシア政府の考えによると、その原因が「反ロシア路線」と米国が一体として取り組んだ「ウクライナ計画」の失敗によるものだという。それとあわせて、米国政府は、現在インド太平洋政策の責任者であるカート・キャンベル氏を国務省の次席官僚に指名しようとしている。報道機関と専門家らはこれを、ウクライナに対する米国の関心の低下を背景に、アジア(特に中国)がワシントンの最優先事項となりつつある証拠だと解釈している。