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【よこいさくら】 参政党離党の理由(元国政改革委員)

2024/10/20

転載

参政党離党の理由(元国政改革委員)

2024年8月15日、私は参政党を離党しました。離党直前まで、衆議院選挙の公認立候補予定者として活動をしていました。素晴らしい理念のもと、少しでも良い日本を次世代に残すために必死でした。志高く己を犠牲にした心美しい党員さん達と全国的に繋がり活動することにやり甲斐を感じでいました。参政党が大好きでした。

ところがあることが起きました。参政党本部へ提出する私の「活動費利用明細報告書」に実際には作っていない名刺やチラシなど(合計約22万円)が記載されていたのです。支払先は参政党本部関係者の会社でした。支部の上層部に聞くと「記載だけでお金は支払っていない」「県連や支部でほかのことに充てるために計上した」とのことでした。私はこの架空支出を即「誰かが裏金を懐に入れた」「犯罪だ」と言っているのではありません。ただ私が管理を指示されている報告書なのでとても気になり、何度か県連・支部の上層部に相談しましたが「さくらさんは大丈夫です」と言われそのまま本部へ提出する予定でした。

しかしどうしても放置できず家族に相談したとき言われた言葉・・・
「嘘の支出報告に加担するの?裏金だよね?」
…私は目が覚めました。他人から見たら「裏金」です。税金や党費、寄付金から捻出された大切な活動費の報告に嘘の記載、架空の支出…。党内の報告書とは言え、参政党本部から国に提出する政治資金収支報告書に反映される(された)可能性もあり、これを見過ごしたら次はもっと重大なことに発展するかもしれない、加担してはいけない、と気づいたのです。もし調べられるようなことがあれば、私も無関係では済まされません。諺にある「李下に冠を正さず」を思い出しました。

 そこで県連、支部内で「架空だ」「見過ごせない」と言いましたが、報告書の提出締切日になっても訂正される様子がなかったので、離党の手続きをしました。虚偽記載に寛容なうえ、「おかしいことにおかしい」と言っても解決しない上層部に対して私は無力でした。そしてなによりも、家族に指摘されるまで「おかしいこと」に気づかなかった私は

「参政党の羊」

だったのです。上に言われるままに虚偽の報告をしようとしていた羊です。思えば参政党を信じて必死に活動していた時は、党に対してあらゆる「おかしいことにおかしい」と言えませんでしたし、そもそも党内の問題から目を背けていました。いろいろ問題はあっても「日本を救えるのは参政党しかないんだ」と…。そしていつのまにか自分が「おかしいこと」に加担していく…