アースバッグマニュアル本の価値とは?
アースバッグの洋書は数冊ありますが、日本でのアースバッグ本出版は初めてになります!!
洋書アースバッグ本は”作る”に特化しておらず、実際に作れる本にはなってないのが大半です。
私たちの本は純粋に「アースバッグの魅力」を紹介するだけでなく、「読んで建てられる」ことを目的としている"技術書"を目指しており、制作工程を丁寧に載せた本は、世界でも初になるのでは?と思っています。
マニュアル本はこの10年間で蓄積された"経験と失敗"が元になっています。
例えば、防湿対策について。
最初はホームセンターで売られている”土間シート”を防湿剤として施工を行いましたが、とても薄いためにアースバッグの作業や砂利などでスレて簡単に穴が空き、二重に重ねても効果は不十分でした。
現在は倍以上の厚みのある"強力防湿シート"を採用し、床からの湿気対策が万全となりました。
(今後は脱プラスチックへの取組として、瓦やセラミックタイルを敷くことで防湿する実験をしたいと思っています♪)
例えば、防湿について。
実験として、外壁の防水を油漆喰や石灰クリーム等の自然素材でやっていました。
しかし、すぐにクラックが入り、漏水がありました。
さらに冬になると、クラックから入った水が凍結し、壁が盛り上がり、そのまま外壁は滑落して一年でボロボロになってしまいました😢
屋根のないドーム形状のアースバッグハウスを雨漏りなく作るには
「しっかりとした下地作ってから防水すること」をこの失敗から学びました。
この失敗を糧に、今は表面に16mmほどモルタル層を入れています。
さらにクラックが起きないことが重要なので”ひび割れ防止の為”にメタルラス網も入れています。
建築の分野になると一つの失敗で数十万円、数ヶ月の労力が無駄になってしまいます。
失敗があるから確立できた工法ではありますが、
私たちはこれからアースバッグを作っていく人に、すでに起こした私たちの失敗を繰り返してほしくありません。
なので、マニュアル本には失敗例も載せていきたいと思っています。
そして、このマニュアル本は完成形ではありません。
これはマニュアル本「第一号」です。
というのも
今までの10年は3650日です。
自分がなんとかして蓄積した技術10年であったとしても、365人が集まれば10日で終わってしまうかもしれません。。
そこまで行かずとも皆が一緒に協力して作れれば、"加速"するのは間違いありません。
そのために、まだ構想段階で現実化する技術を持っていませんが、
マニュアル本は買って読んで実践するだけでなく、みなさまの経験を共有&更新ができる場をオンライン上に設けたいと思っています。
(協力していただけるプログラマーが居たら連絡ください🙏)
一人の経験をみんなに共有していくことで、多方面からの知識や経験を集め、「自然素材のみver」「ホビットver」「オフグリットver」など、今あるアースバッグの可能性を現実化していくことも加速するのではとワクワクしてしまいます。
なので、このマニュアル本はアースバッグコミュニティーへの"招待状"のような役割も果たせたらな、と想像しています。
《マニュアル制作の上で大切にしている事》
① 一つ一つの工程を漫画の1コマ1コマ読み進めていくように辿っていきます。
中学生の教科書などから文字の大きさなどを参考に見やすく作ります。
② 文章だけの説明を極力なくし、写真で工程を視覚化することで理解がしやすくなります。
③ それでも伝わりづらい工程はQRコードからの動画配信によって補足していきます。
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