本当の生きる力を育てる〜その8 【仲間と学ぶ】
豊かに健やかに暮らす世界を作りたいと綴るブログ 700日目 本当の生きる力を育てる〜その8 【仲間と学ぶ】
おおー!今日は記念すべき700日目。
みなさんが読んでくださるおかげで続いています。
ありがとうございます。
昨日のブログの経産省が出している2018 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果を見てもわかるように、いま求められる能力は、
真面目にコツコツ、ではなくなっている。
何も決められていない状況の中で自分で考えて作り出せる能力。
それがこれからの時代には求められます。
真面目にコツコツ、はとても素晴らしいけれど、AIやロボットでもやることができる仕事。
では、その
『何も決められていない状況の中で自分で考えて作り出せる能力はどうやったら身につけられるのか?』
ですよねー。
これが身についたら怖いもの無しだけど、
人から与えられて身につくものではない。
今までの学習法とは違う方法が必要、
その方法のヒントにアメリカ国立訓練研究所が提唱しているラーニングピラミッドがあります。
教えられる教育、受け取るだけの教育での学習定着率は、
講義を受ける
本を読む
視覚的理解
の計35%くらいの比率でしかない。
教えない教育の中で、創意工夫力を身につけていく。
それには討論する仲間、
失敗しても構わないから挑戦し体験する場所
そして、自分から発信することが大事です。
子どもアイデア楽工、山上コーチョーの講演をお聞きしていてわかったのは
『失敗してもいいよ!』って言うだけじゃなくて、
本当に失敗してもいい場所・環境を準備してあげることが大切だと言うこと。
子どもアイデア楽工では、工作の材料は廃材を多用します。
それは経費の問題、授業料との兼ね合いもあるかもしれませんが、
子どもたちが安心して失敗できるようにするため。
牛乳パックや、トイレットペーパーの芯が
子どもたちの工夫で面白い作品に生まれ変わります。
これはその廃材を貯めておくご家庭・保護者の方も
共同参加している気持ちになれていいんじゃないかな?
と私の体験からも思います。
子どもたち以上にサランラップの芯は貴重だと溜め込んでいた私www
そして子どもアイデア楽工は今時珍しいと思うのですが、
コンテスト形式をとり、勝敗を決めます。
ゆとり教育が進んだ頃、
学校の運動会でも順位つけないとかありましたよね。
ここでは、頑張った子は大いに褒め、
ヒーローインタビューをして、勝因を話してもらいます。
このヒーローインタビュー!だいたいみんな一緒のことを言うそうです。
* 見本をよく見た
* 丁寧に作った
* 壊れないように大事なところは頑丈に作った
* しっかり練習して、いけないと思うところは直した
* どうやったら勝てるか、作戦を練った。
これは考える習慣を身につけ、PDCAサイクルの実践そのものです。
そして、残念ながら勝てなかった子たちにも、声をかけます。
その時の声は、
『どうして勝てなかったと思う?』ではなく、
『今度優勝するためにはどうしたらいいと思う?』
負けた原因探しをして出来なかった自分に向きあって行くことは
自己肯定感を下げてしまう。
『これからどうしようね❤️️』と次回に向けてワクワクがスタートする。
そんな声かけは素晴らしいと思いました。
勝ったからという条件付きで褒めるのではなく、
無条件に挑戦し続けている姿を褒める。勇気付ける。
自ら体験し、学び、グループの子達とシェアしあい、次に繋げる。
能動的に学ぶ姿がこうやって生まれていくんだなと教えていただきました。
なかなか、家庭で子どもと向き合っている中だけでは学ばせてあげられない。
仲間がいてくれるって幸せ。
こんな子どもたちがたくさん育って、
面白い日本、面白い世界が広がっていきますように。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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