『ゆーみんの部屋〜S先生の蜘蛛の巣〜』
私の大好きなことの一つ、
それは自分で経験できないようなことをされてきた方している方と
お話しさせていただくこと❤️
徹子の部屋、ならぬ、ゆーみんの部屋www
徹子さんほどの知識も経験もない私のために
お時間割いてくださる方がみえるのには本当に感謝しかありません。
でも、そういうたくさんの経験をなさってきた方はだいたい心が広い!!
なんてありがたいことなんだ❤️
無謀なお願いにもアホな質問にも、笑って答えてくださる❤️
それに甘えさせていただき、また今回も私がお時間いただいていいの?と
いう方に会わせていただきました。
**健やかに豊かに暮らす世界を作りたいと綴るブログ
その683日目。『ゆーみんの部屋〜S先生の蜘蛛の巣〜』**
今回お会いさせていただいたのはICRCの活動をされていたことのある
S先生というお医者様です。
おっと、ICRC?なんのこと?
ハイ私もお聞きした時わからなかったので今調べました💦www
赤十字国際委員会(ICRC)のお一人として、S先生はタイとの国境近くで
カンボジア難民の治療をされました。
東京ドーム4個5個の広さの土地に竹の柵を張りめぐらせ、
その中には150万人の難民が生活していたそうです。
150万人!
ちょっと人数が多すぎて想像がつきません。
沖縄県の人口が145万人なので、
沖縄の人全員が東京ドーム4つ・5つの中に詰め込まれている状態💦
その中に内科・産科・小児科・外科・麻酔科のお医者さんたちがいる。
と言っても人数がたくさんいるわけじゃない。
外科は四人。
地雷が爆発したと言っては十人くらい担ぎ込まれる。
交代で休みを取ると言ってもそんなに取れるわけがない。
4ヶ月で450件の手術をしたそうです。
もちろん多くの方もお亡くなりになられたことと思いますが、
ICRCのおかげで、S先生のおかげで、たくさんの方が助けられました。
S先生はこの時、43歳。
日本に奥さんと小学生のお子さん三人を置いていかれました。
S先生もすごいけれど、しぶしぶなりとも送り出した奥さんもすごい!
S先生は南極越冬隊の医師としても立候補して、
審査も通ったことがあるそうです(驚)
お聞きしました。『S先生はどうしてお医者さんになられたんですか?』
小学校の時の学校の先生が言われたことがずっと残っていたそうです。
『悪いことをしたらダメだよ』
『罪を悪んで人を悪まず』
なので、人よりちょっと勉強ができたから(絶対ちょっとどころじゃないw)
後ろ指を指されないお医者様になろうと思われたそうです。
そして、人に嫌われがちな蜘蛛を見てもS先生はこう思うそうです。
『ここ(蜘蛛の巣)を通った虫だけ、私の餌になってね』…
なんて深くて柔らかくて大きい。
常識として与えられる感情はS先生にはないようです。
ここを通った虫だけ、その分だけを自分の命をつなぐためにいただく蜘蛛。
政治だ、宗教だ、人種だ、経済だ、そんなことで何十年も戦争を続ける人間
先生の大きい強い優しさは私にはとても考えられない!ので、
ゆーみんの部屋として、皆さんに読んでいただけて嬉しいです。
S先生とのゆーみんの部屋はもう少し続きます。
今日も読んでくださりありがとうございました。
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