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存在しちゃいけない存在はない。そして大いなるすべて以外、誰もいない。

今日、また数ヶ月ぶりに美術館に行きました。


やっぱり美術館は癒されます。


芸術と名付けられたアウトプットの羅列。


好きな作品、意味不明な作品、不快な作品、いろいろあります。


いずれも、ご丁寧に飾られています。


こんな絵でいいなら私にも描けるわ!


なぜこれを描いた?


この絵をここに飾った人は、なぜこの絵がいいと思った?


庶民はきっとこんなふうに思うであろう、そのセリフをまさに私が心の中でつぶやく。


それでも、ここにいていいんだよって許されている空間が、いわば天国なのです。


唯一無二の個性がそこに出力された。


それは、実態のない思考でしかないのかもしれない。


それに反応する見る人も、思考的な反応をしているだけなのかもしれない。


けれども、世界はすべての現象を許している。


赦しているのです。


この世に存在してはいけない存在はない。


逆に言えば、誰も存在していない。大いなるすべてとしての神以外。


ほっと安堵のため息をついて、現実と呼ばれる現象界への帰路につきました。

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