見出し画像

2024夏至 蟹座の季節(6/21~7/22)

こんにちは。
セラピストの光翠です。

本日21日の朝、5時51分に夏至を迎えました。
夜明けは3時47分、日の出は4時26分。
日の入りは19時、日暮れは19時38分。

お日様を一番長く浴びる中気の夏至。
蟹座が幕を開けます。

この夏至時間というのが何か、と聞かれたことがありました。
満月や新月ちょうどの時間はわかりやすいけど、
節季の時間って?

現在の二十四節季は定気法で決められています。
その定気法において、
黄道と天に広げた赤道との黄道傾斜角の0度を春分点(黄経0度)にした場合、黄経が90度になる点が夏至にあたります。

北半球において、
最も太陽が高い位置で地上に降り注ぐため
太陽が空に上がっている時間が長くなります。

よって、「お日様の時間が長い日」となるわけです。
この時期の影が短くなっている理由もそうです。

夏至の時間というのは、ぴったり90度になる刻、ということですね。

あなたの夏至時間、どんな風に迎えられましたか。

光のピークがやってきたということは、
これから陰の気が徐々に増えていくということでもあります。
暑さが厳しくなるのはこれからなので
陰が増すのは不思議な感じもしますね。

この日照時間と気温が連動しないのは、
大気や海が温まるまでに時間がかかるからだそうです。


からりとした春の暑さは
風が吹いて心地よく、思考は明晰で活発になります。
パソコンを使いすぎて熱を帯びてくるような
双子座の頭の中を連想します。

成熟した双子座は
大気を今年一番にまで引き上げ影という影を0にし
蟹座にバトンタッチしていくのです。

受け取った最高潮の熱波は大海を温め、
大地からも水分を奪います。
蒸発した水と生じた気温差から、雲や風がうまれ
台風や梅雨前線にまで成長していくのです。

風の星座から水の星座へ
頭脳冴えるカラりとした薫風を経て
雨の恵みと、嵐のような激しい気象へ変化してまいります。

夏の高湿度は時に息苦しくも感じます。
体温を上げ少しでも放熱を促すため、じっとりと汗ばみますよね。
身体中の水が動いていると実感します。

体内の水が外界とも良く行き来する夏。
水に最も強い影響を及ぼすのは月の引力。
蟹座の守護星にぴったりの采配ですね。

占星術において水は感情を表します。
蟹座は四元素のうち初めての水。

産まれて初めて寄せられる感情といえば、
産んでくれた母の気持ちでしょうか。

思いが宿る安全な場や家、母系的なもの、
育むこと、家族的に面倒を見ること、味方であること、とともに
排他的である部分も蟹座は司ります。

蟹の子育てが活発なように
せわしなさは蟹座の可愛らしい一面であり、
その原動力となる気持ちを大切にしていることは
甲斐甲斐しい姿から伝わってきます。

一旦懐に入れてもらったら本当によくお世話をしてくれる人です。
親方の優しいまなざし、長男の責任感、など
男性の持つ母力にも気が付くことができます。

ゆえに、気持ちを汲み取ってもらえないと
風船がしぼむように萎えてしまいます。
蟹座に良くしてもらったら
「その気持ちが嬉しいよ」と一言添えて差し上げてくださいね。

その寄せられる思いが無いと
あっというまに家から出されてしまうこともあるかもしれません。

思いの駆け引きを自然としてしまうこと、
楽しんでしまうことからも、
蟹座は多くは語りませんが恋多き人でもあります。

激しい思いに恋い焦がれるのは
相手を守りたい、面倒をみたい、
思いをここに引き留めておきたい、という強い気持ち。

夏を盛らせていくほどの熱く純粋な思いに
溺れることが幸福であるのか、ないのか。


あなたは「思い」をどう受け取りますか。


牡羊座の火で生まれた意志が
牡牛座の土で感覚器と身体(器)を整え、
双子座の風で神経系を発達させました。

そして、蟹座の水が内面に心を宿らせ
人としての基盤を強化していきます。

今年の夏はどんなこころ模様でしょうか。
月は射手座の16度にいます。

サビアンを見ていきましょう。

「船を見ているカモメ」
ドデカメモリーは双子座。
射手座としては挫折の4グループです。

純粋に射手座を生きてきた月に
対向星座の双子座が影のように入り込み
高め切った精神性をこの世に還元するよう促します。

理念だけでは渡れない世間を知り始める度数です。

頭でっかちで理想を求める少年ジャンプだった射手座が
現実的な問題解決能力を育むようになります。

カモメは自由に空を飛び、どこにでも行けるけれど
船を見つめ、何を想うのでしょうか。

自由闊達な生き方の幅を広げ鍛えるために、
身近で役に立ちそうな情報を集めようとしているのか。

飛べないもっと先まで行くための足、
船を使うことで大海を越えようとしているのか。

あなたの掲げた理想を実現するために
熱量高きことを始めましょう。
身近な事から、ふと手にとったものから始めましょう。

土星とスクエアですので
現実的な縛りが厳しいほど、達成感があり形になっていくでしょう。

夏至の裏テーマとして
御心に留めておいてくださればと思います。


蟹座の七十二候。
二十四節気「夏至(げし)」

・乃東枯(なつかれくさかるる)6月21日頃
夏枯草の花が黒ずみ枯れたように見える頃。
「夏枯草」(かごそう)はうつぼ草の異名です。
うつぼ草のうつぼは、花穂が矢をいれる容器(靭うつぼ)に似ているから。
この時期に枯れた花穂が生薬として用いられていました。
お薬ができる時期、という目安になっていたのでしょうね。
花が重なっている様子から「十二単」とも呼ばれていたようです。

・菖蒲華(あやめはなさく)6月26日頃
あやめの花が咲き始める頃。
花の付け根、花びらの外側に網目状の模様があるお花です。
端午の節供に用いる菖蒲(しょうぶ)ではなく、花菖蒲のこと。
杜若(かきつばた)と合わせ顔佳花(かおよはな)と言われ、
どちらも美しいことの例えとなっています。
「いずれ菖蒲か、カキツバタ」ですね。

・半夏生(はんげしょうず)7月1日頃
半夏が生え始める頃。
田植えを終える目安とされました。
「半夏」は「烏柄杓」(からすびしゃく)の異名。
このころまでに田植えを終わらせる、という雑節にも。


森の小道をゆけば初蝉が、
家やお寺のお庭には紫陽花が、
日の目とともに雨を喜ぶ。
成長著しい時期です。


二十四節気「小暑(しょうしょ)」

・温風至(あつかぜいたる)7月7日頃
熱い風が吹き始める頃。
温風は梅雨明けの頃に吹く南風のこと。
日に日に暑さが増します。出梅にふさわしい熱波が想像されます。
織姫は七夕に一晩中お香を焚いて彦星を待った。
ゆえに薫姫(たきものひめ)と呼ばれるようにもなったと。
熱き思いが風に乗って届きますように。

・蓮始開(はすはじめてひらく)7月12日頃
蓮の花が咲き始める頃。
優美で清らかな蓮は、天上の花にたとえられています。
水面から青々と抜き出てきた葉は蓮青葉と呼ばれ
開かず撒いてあるのは巻き葉、
水面から立ちあがって伸びているのは立ち葉、
水面に浮かんでるのを浮き葉、と呼ばれます。
露が葉の上で玉のように輝いている様は美しいですよね。
露玉草(つゆだまくさ)、露湛草(つゆだえくさ)、とも。
一蓮托生という仏教語も、
露玉が合わさる様子から生まれたのでしょうか。

・鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)7月17日頃
鷹の子が飛ぶ技を覚え、巣立ちを迎える頃。
獲物をとらえ一人前になっていきます。
飛べるようになった大鷹でも、一月ほどは巣の近くで暮らします。
この間に生きる術を身に付けていく。
巣立ちのことを、鷹の山別れ、とも言うようです。



最後までお読みくださり、ありがとうございました。

星読み、個人鑑定はこちらからお申し込みください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?