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長期配当株投資の適性について‪‪𓂃 𓈒𓏸😌🌿

 

 こんにちは。今日の日経平均株価は前日比+2.79%、1,055円上昇の38,925円、TOPIXも+2.66%と大幅に上昇しており、9/2の直近高値38,700円(終値ベース)を上回りました。日銀7/31の金融政策決定会合で「政策金利を0.25%に引き上げ(追加利上げ)決定」した時の終値が39,101円ですから、ほぼ同じ水準まで回復したことになります。日足チャート的にはまさに右肩上がりのW字回復ですね(月足では、単なる長い下ひげでの上昇基調継続、となるかどうかの分岐点)。「このまま7/11の史上最高値42,224円(終値ベース)を更新していくのでしょうか?」すみません、それは分かりません。

 個人的にはいつも述べているとおり、日本企業全体の業績(EPS)は長期ではまだまだ順調に伸びていき、日経平均株価も史上最高値を更新していくと考えていますが、当然その時期は分かりませんし、どこがまた”しばらく更新されない”最高値となるのかも分かりません。ただ、日本経済のコア部分の成長を信じているので日本株に投資をしています。

 先日の日銀総裁の会見でも述べられていたように、今の日本株は米国景気(実態・見通し)や為替変動の影響を強く受けているため、今日どれだけ良好な地合いであろうと、翌日にどうなっていても何ら不思議ではありません。ですから、経験豊富で冷静沈着な長期株式投資家の多くがそうだと思っていますが、平時にこそ「通常であれば想定しないようなこと」すらも想定範囲内に引き込み、より深く柔軟性のある投資戦略・資金計画を立てる材料としていく。他の一般的な投資家が手放しで株価回復・上昇を喜んでいる時こそ、相場の裏側に潜む多くの事象について思いを巡らせ、可能性を考え、”いつかまた必ず来る”長期暴落相場に備えるのです。

 さて、前置きが長くなりましたが、上記『長期配当株投資の適性』について、一部の方にとっては少々厳しく感じる内容かもしれませんが、以下で私の率直な所感を述べさせていただきたいと思います。

長期配当株投資に適性のある人

地合い一時的な業績悪化(見通し含む)による株価の下落チャンスと捉え、楽しむことができる人
・株価下落を楽しめなくても、せめて長期含み損耐えられる人(配当利回り(%)ペースで投資元本部分が回収(相殺)されていくことを理解し持ちこたえられるかどうか※配当金が長期では安定している銘柄であることが前提)
・保有銘柄を十分に信頼できる程の分析・研究が出来る人(試し買いをしてからのコツコツ研究でもオーケー)
・S株でも良いので長期で地道にコツコツと配当株を積み上げていくのを楽しめる人
月足チャートを軸にして相場を俯瞰できる人
負のアンカリングの影響を過度に受けない人(過去の株価水準にとらわれ過ぎて買い向かうことができない人は結果的に機会損失を大きくしてしまうことが多い)
・(入金力、家族構成や人生プランも異なる)SNS上の赤の他人と比較して落ち込むのではなく、過去の自分と比較して喜び、意欲を高めることができる人

・例外的に、(良い意味で)ずぼらで楽観的な人、ほどよく忘れて放置できる人(※これらは当然一定のリスクあり)

 以上です。もちろん他にもあると思いますが、やはり一般的に無理は長続きしないので、遅かれ早かれ訪れる長期大暴落も含めて「下落相場でこそ充実感を感じ楽しめる人」が、なるべく安い価格で多くの配当株数を積み重ねていくことが重要な要素である長期配当株投資には向いていると考えます。

   上昇相場であれば、どんなにど素人の投資家でも小学生でも普通は楽しいものですし、少なくとも見かけ上の資産(評価損益)はどんどん増えていきますから、そもそも適性を問う必要がありません。しかし、8/5の瞬間暴落を含め、今年7月以降の株式相場を経験された皆さんでしたら、もう何となくお分かりでしょうが、一転大きな下落相場となればそうはいきません。本物の適性が試されます。そして、通常はそうなってから己の適性を認識したところで既遅しの状態であることがほとんどです。どれだけの期間、株価が下げ続けるのかも、この先本物の大暴落に突入するのかどうかも、下落している最中には分からず、戸惑っているうちにただひたすら含み損だけが増大していくからです(ひと月単位でのだまし上げもあります)。      
   ですから、急な下落相場、長い下落相場の時に配当株投資家としての適性を試されるのはもちろんですが、できれば再び株価上昇(回復)に転じている今の相場だからこそ、今一度ご自身の適性について考えてみるのが良いのではないでしょうか。長期(配当株)投資家として一人前になるためのちょっとした確認ポイントだと考えれば無駄にはならないと思います。

 さて、ここまで述べてきてですが、私自身「個別株がダメならインデックス積み立て」という話もしますし、他でもお聞きになると思いますが、インデックス積み立てで十年、二十年単位での将来設計をしているにも関わらず、毎日評価額を気にして一喜一憂してしまうような人たち、それだけならまだしも実際に下落相場に耐えきれなくなり、本来は安く多く買えるチャンスであるはずのもったいない低価格での売却を考えてしまう人たちには、そのインデックス積み立てもおすすめできません。ドルコスト平均法の意味と価値を再確認しましょう。

  幸い日本の利上げが再開して今後の利率も若干はマシになるであろう貯蓄に戻るか、一定期間引き出せないiDeCoなどその他の選択肢を検討するのが良いでしょう(メリットデメリットの確認は各自でお願いします)。少なくとも目減り云々などというレベルでは済まない、株式投資での大きな損失(※メンタルの弱さを要因とする誤った株式投資(売買・決済)によるものがほとんど)で人生が終わる可能性は低くなるでしょう。あなたとあなたの大切な家族に大きな損失を負わせないことが何よりも大事なことですから、ここは忘れないようにしましょう。

 最後に、あえて普段と異なることを申し上げます。みんなが投資をしているから絶対に投資をしなければならないということはありません
 仮に投資には向いていないにしても成功への道は他にもあります。しかし、それでも投資、特に(配当)個別株投資をやりたいというのであれば、《必ず成功して十分な豊かさと幸せを得るんだ!それまでは何があろうと続けるんだ!全ての事象を前向きに捉えるんだ!》と再度決意してください。そして、私でも他の誰でもいいです、一人で悩まずに、信頼できる仲間と試練を共有し、投資の軸をぶれない強いものへ、土台をより固いものへと整えていきましょう。

 毎日note会員さんからX(旧Twitter)宛に多くのご相談DM(X通話含む)を頂いております。私のアドバイスが直接利益に結び付くことは少ないかもしれませんが、少なくとも私が23年以上の期間に渡って大きなインカムゲイン(配当生活を支える高取得利回りでの年間配当金)キャピタルゲイン(含み益、最低でもトリプルバガー以上での一部確定利益(恩株化)を成してきている以上、皆さんの長期投資のベースとなるものはお伝えできると自負しています(※雪印乳業など、初期の数少ない軽微な失敗はあり)。
 何より、私が日々の相場の変化をどのように感じ、考え、どのようなタイミングを大きなチャンスと捉えているのか、逆に力を抜くべき時と見ているのか、また実際にどのような銘柄をどのくらいの数量で買っているのか(なぜ今の悲惨な状況でこの銘柄?というものもあるかと思います)等々、いろいろと実感していただけると存じます。

 これから先、まだまだ多くのショッキングな出来事が起こるでしょう。しかし、もし皆さんが私と同じ大きな志や長期目標を持つのであれば、どのような状況になろうとも日々の株価変動に一喜一憂することなく、より大きな視野での取引を心がけることで、過去の自分を超え続けていく必要があります。どうですか、できそうですか?挑戦する価値はありますよね。共に人生の最後の最後まで勝ち切りましょう。

 長文を最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ、今後の励みとなりますので、引き続きイイネやおすすめ、フォローなど、どうぞよろしくお願いいたします(noteメンバーシップ会員の方は、過去記事も含めて全てをお読みいただけます🐈🪴)

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