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草枕を読んでいる場合でも、道草を食っている場合でも、自転車日記を書いている場合でもない私

3 連休の初日に大ケガをした。
私は今北海道にひとりで来ている。本当に急に決めたので、「行きたいな……」 と思ったものの 1 回諦め、でも 「今行かなかったら後悔する気がする🤔」 と思って、行くことにした。

プロフィールにも記載しているが、私は北海道が大好きだ。
実は 7 月にも 1 度来ている。
北見や美瑛あたりの紅葉を見たいと思っていたのだけれど、まだまだ紅葉していなかった。温暖化のせい?😳😳


北海道の人はめちゃくちゃいい人が多いなぁと思う。観光客疲れして愛想がなくなるパターンがあってもよさそうなのに、みんな本当に親切🥺🥺
大自然やおいしい食べ物もさることながら、人が良すぎて来る度に好きになる。

今回はひとり旅で、ホテル代も昔より高くなっているのでほとんどゲストハウスの女性用ドミトリーを選んだ。
(どうでもいいけど『カラマーゾフの兄弟』の 「ドミートリイ」 って何?😳 ドミトリーと関係あるの?🤔 と、いつも思う)

ライダーの若い女の子もチラホラ見えて、昔からカッコイイなぁと思っている。みんな共通してセルフマネジメント力が高いなぁと思う。

そして北海道にめちゃくちゃ詳しい😆😆
私はひとりで来る場合は基本電車になるので、駅まわりや有名な所しか行けないのだけれど、彼女たちはバイクで身軽に色んな場所にアクセスできるので、ガイドブックに載っていないようなところの絶景も教えてくれる。

あと、これはゲストハウスあるあるなのかもしれないけれど、初対面 (しかも数分前に知り合う) & 名前も知らないのに、「うちに泊まっていいよ」 と言ってくれる人が何人かいる😳😳

これ、個人的にめっちゃ驚くのだけれど、私はそんなに急に人をあげられるような状況にはないし、私が信頼できる人間かどうかも分らないのに、家にあげてとととと泊める!? OK なの?😳

でも知り合い (男性) も長野にひとりで行ったら居酒屋で話しかけられてそのうちのひとりの家に泊めてもらったという話を別々に 2 人から聞いた。
😳😳😳

確かに長野の人も親切な人が多い印象だけれど、そんなにイージーに見知らぬ人を泊めて大丈夫なのか!? と思う。

そういや松戸の近くに住んでいた昔の職場の同僚 (50 代後半・独身) も、「鍵なんかかけねぇよ!😄✋」 (← 職人さんなので) とか言っていたが、いやさすがにかけた方がいいのでは……😳😳 80 代のお母様もお住まいのようだったし……


とにかく急遽北海道に来ることにし、私は北海道の中で多分美幌峠が大好きなので、美幌峠に行こうと思った。
けれど私が 10 年近く前に乗った美幌峠まで連れて行ってくれるバスは現在運行されていないため、美幌峠まで行く手段は絶たれてしまった。
仕方ないのでせめて屈斜路湖と摩周湖だけ見られたらいいなと思った。

宿を川湯温泉に取り、EZO ライダーさんでレンタサイクルを借りることにした。普通の折りたたみチャリが 1 泊料金 1,650 円と非常に安価なのでそれを借りようと思ったのだ。

川湯温泉駅からメインの川湯温泉郷 (?) あたりまでは徒歩 45 分もあるので、プラス 1,100 円払えば川湯温泉駅での乗り出し or 乗り捨て可能 (両方とも利用する場合は + 2,200 円) ということで、それも利用して予約しようとしたが生憎予約でいっぱいでママチャリ タイプの電動アシスト自転車しかないとのことだった。

合計 6,000 円程度になるので、最初の予定よりかなり予算オーバーだなぁと思っていたが、あれ、電動自転車なら美幌峠行けるんじゃないか? と思い始めて、Google maps で見てみたら往復 5 時間で、1 泊借りる場合は充電器も貸してくれるとのことで頑張って行ってみることにした。


Google maps がありえないルートを提示してきたのに気付かず、信頼して進んでいたら 「いやもうこれ以上は絶対無理だろ」 という所まで出てしまった。
川湯温泉から美幌峠まで自転車または徒歩で目指す場合、屈斜路湖を左回りにまわって美幌峠を目指すルートが表示されるのだが、これは絶対に行ってはいけない。

最初、海岸のような屈斜路湖が一望できる場所に出るのだがそこまでは大丈夫だと思うが、あとは 「道」 と呼べるものはないし、砂浜みたいな場所なので自転車はこげない。
沼のような道しかなくなり、自分の体が沈んでゆく。
そしてだーれもいないしめっちゃクマいそう。
ヘタしたらけもの道的なところをとおるしかないかもしれない。

ということで引き返した。

右回りに国道 243 号沿いを走っていくことにしたのだ。
道はガタガタしている部分も多いが、自転車が走るスペースは充分あるし、何より今の時期は (?) 車どおりも少ないし、車が避けていってくれるのでそこまで危険はない。

また、勾配もゆるやかなので電動自転車ならそれほど難儀しない。
川湯温泉から摩周湖の方が距離的には近いが、勾配がきついので美幌峠と同じくらい電池を消耗した。


さて、なんとか 38km? の距離を走って美幌峠にたどり着いたのが、この帰り道で事故は起こった。

下り坂なのでスピードは 30 ~ 40km/h 近く出ていたのかもしれない。暗くなってきたのでライトを点けようと思って点けたのだが、実際に点いているのか分らなかった。

それで見ようとしていたら歩道との段差 (20cm 程度) に気付かず、乗り上げてしまう!(または転んでしまう!) と気付いた時には遅く、ハンドルを切ってもブレーキをかけても間に合わず、体がガードレールに投げ出される形になった。

左手首、みぞおちより少し上、右腿を強打した。軽く脳も震えたと思う (頭を打ってはいない)。歯を食いしばったのか顎に強い衝撃を感じた。


宿に帰るまでも大変だったけれど (とっぷり日は暮れており、街灯もなく車さえまったく通らない道を何 km も走ることになった。クマ出るんじゃないの🥺🥺 というような道だ)、帰って改めて打ったところを確認してみたら、思ったよりも強打しており、服の上から打った & 服は破れていないのに出血していた (これ何回か経験あるけど不思議🤔)。

旅行先には保険証を持って行っていない & 予定が詰まっているので、帰ってから脳神経外科 & 整形外科を受診しようと思うが本当に交通事故には気を付けないといけないと思った。
一人相撲でよかったし、自力で宿まで帰れてよかったし、自転車は無事だったのがよかった。

残りの電池は 「残り 1 km 未満 (走れる距離)」 だったのでものすごくヒヤヒヤした。
怪我のダメージもあったが、ライトも電池から使うので、果たして 「残り 0 km」 になってもライトは使えるのか分らなかったからだ。

ライトなしで街灯も人家もない道なんて危なくて自転車で走れやしない。かといって押していくには電動自転車は重すぎるし暗い & 誰もいないので怖すぎる。

アホなことに私は 「充電器」 を 「予備バッテリー」 と勘違いしていたのだ。
だから 「残り 6km」 あたりになったところでバッテリーを交換しようとした (これも通りかかる車のライトを頼りに確認)。そうしたら 「アッ! これは充電器だ!🤯🤯」 と、「だから最初からそう言ってるじゃん」 的なことを改めて認識し、一気に 「これはマズイ!」 となったのだ。

しかもほとんどのエリア圏外だし🥺🥺
110 とか 119 はそれでもつながるのかな。
が、最悪ヘルプ呼ぶにしてもどこにいるかすら説明できないし、向こうだってライトも点けられない私を見付けようがない。


本当に無鉄砲だなぁと思うが無事に帰ってこられて感謝感謝🙏🙏

しかしのんびり自転車日記などつけていられない状況になったのであった。

旅行から帰ったらすぐに病院行くつもりだ。脳神経外科と整形外科が一緒になっているところなので 1 回で済むし、先生もめちゃくちゃいい人なのでそこに行く。

めちゃくちゃいい人なのでいつも混んでいるし、私のように交通事故に遭った人も頻繁に訪れているのを目にしていたが、とにかく無事に帰ろうと思う。
もう自転車に乗る計画は立てていないので、多分大丈夫だろう。

函館で多少乗りたい気持ちはあったが、電動自転車借りるより市電乗り放題パス的なものを買った方が大抵どこでも安いのだ。


ヘルメットとサイクル キャップ、サイクル グローブを買おうと思う。函館に自転車用品店があるみたいだし😄

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