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スペイン語圏への発送@英語表記に直してラベルを作る

非英語圏への発送用ラベルを英語表記に直す必要性

スペイン人は当たり前のようにスペイン語で受取先住所を指定する。
「あんたは読めなくても、私の国の配送業者はスペイン人なんだからスペイン語で書いても当然」
ぐらいに思っている節があります。

我々がSheinで買い物をするとして、中国人は日本語が読めないだろうが、日本人のヤマトのおいちゃんが配送してくれるんだから、
(むしろ)日本語で書いておいた方がよくね?
ぐらいに思って日本語で書いてはいけない。
厳密に言うといけないことはないけれど、英語で記載しておいた方が無難。
理由は、英語は日本人も中国人も読めるから。
その理由の理由であり必要性は、通関にある。

英語では地球語(カンタンなんで、みんな読めるから

通関は税金が掛かるか掛からないかと、危ないものがうちの国に入るか(あるいは出て行かないか)をX線や開封して検査し、事前にせき止める機関です。
貨物は通関で開封しても良いことになっています。
雑に開けられても仕方がないし、なんならカッターで乱雑に開封されて貨物が毀損しても異議申し立ては一切認められません。
わたしも何度か経験があります。
確率はそこまで高くはありませんが、それを見越して一枚、開封部にカットしたダンボールを挿して置いたり、緩衝材を使用して刃が奥まで当たらないような工夫をしておくとベターです。

通関のおいちゃんたちも仕事なんで、ちゃんと読める言葉で書いておきましょう。
そうしておくと変に疑われないし、するとチェックを受ける確率が減るし、そうなったらチェックされて発送まで時間を要することがない。
税関の検査を受けると、最悪2週間程度の時間をロスすることもあります。

英語で書くと安心

英語で書く必要性が分かったところで、今回はスペイン語圏への出荷をするために、買い手が書いたスペイン語を英語に変換する作業を記します。

基本はアルファベットに変換

例として dueñas を直すと duenas です。
これはご想像通りでしょう。

次に、 c/Arago Nº86 2º 1ª を直すと、
Calle  Arago 86 numero 2 segundo piso 1 tercera puerta です。

C/ というコマンドみたいなものは道(ストリート)の略です。
N゜はNumberで86番地です。
2゜はそこの住所の2階という意味です。
1aは部屋番号です。

まとめると、
アラゴ通りの86番地の2階の1つ目の部屋に住んでいるduenasさんということです。
バルセロナのゴイスー都会なところです。

バルセロナの街並み。びっちりと整然と、部屋が敷き詰められている

あとづけ@大切なこと

最後に、英語でラベルを作る重要性で、もうひとつあります。
それは文字化けしないためです。
自身で印刷したラベルを確認してちゃんと出力できていたからOK!ってわけでもない。
配送業者にも寄るけれど、国をまたぐとその地域のローカル業者に引き継がれることがあります。
トラッキング番号をその国・地域用のもので再出力しまして、その際にビーっと出したラベルが文字化け!なんてことが起こるかもしれない。
とか言いつつ、あまり考えられませんがね。
無いことはないし、実際、差し戻しはちょっとしたことでされます。
全ての国・地域でそうだとは言いませんが、日本人の感覚からすると、あまり頑張らない配送業者は多いです。
基本、転ばぬ先の杖の精神で発送は心がけるのがデフォです。

お疲れさまでした。
ご質問ございましたらお気軽にどうぞ。
(必ず返すわけではありません

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