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UI/UXデザイナーがいるんだったらUXエンジニアもいてもいいよね?
この記事は2019年1月25日にクラウドワークスデザイナーブログで公開されたものです。
おはこんばんにちは! 前回、フロントエンドエンジニアと名乗っておりましたが、 勝手に改名しました「UXエンジニア」になりましたみーたです。
この「UXエンジニア」というカテゴリ。「UIデザイナー」や「UXデザイナー」ほどまだそんなにメジャーではなく、また領域として幅広いので、今回は私が思うUXエンジニア像について紹介していこうと思います。
■ これらに興味ある人に読んでいただきたい。
・情報を正しく伝えたい!
・カラーユニバーサルデザインなどに興味がある!
・HTMLとCSS?チョットワカル!
・サイトの表示速度遅いと気になる!
なんて方は、次の道として「UXエンジニア」おすすめです。
■ そもそもUXって幅広いですよね
UXってなんぞや、と調べてみると...Wikipedia先生にはこう書かれてありました。
ユーザーエクスペリエンス(英: user experience)とは、人工物(製品、システム、サービスなど)の利用を通じてユーザーが得る経験である。しばしば「UX」と略される[1]。「ユーザー経験」「ユーザー体験」などと訳される。 ユーザーエクスペリエンス - Wikipedia
うーん。ざっくり。
オライリーの「マイクロインタラクション ―UI/UXデザインの神が宿る細部」 の著者、Dan Safferさんはこのような図を公開。
The irony of creative work is that stuff you slave over can be ignored or forgotten while something tossed off endures, sometimes forever. In my case, it's this UX diagram I did one night in 2005. #tbt pic.twitter.com/JRh4frcIfL
— Dan Saffer (@odannyboy) February 8, 2018
とっても領域が広い😇
なので同じ「UXエンジニア」を名乗る人たちでも得意とするカテゴリが変わってきます。 他社のUXエンジニアはプロトタイプ作成がメインでサービス自体の体験を向上させるのを目的としているようです。(個人的な解釈)
■ 実体験から気付いたこと
私の前職の話になってしまうのですが、管理系のサイトを再構築していて新規画面を作っていた時に、上がってきたデザインではステータスの分類分けが 色のみ で表現されていました。 私はカラーユニバーサルデザインの知識があったため、「カラーだけだと識別できない方もいるかと思うので、他に文字などでも見分けが出来る方がいいですよ。」という指摘をし、リデザインを提案出来ました。
この時「世の中のユーザー全員が自分と同じ世界を見ているとは限らない。色以外でもそういう事ってあるのかな?」と感じ、HTMLの文章構造やキーボード操作時の挙動などのアクセシビリティについて学び始めました。
同時期に業務でサイトのパフォーマンス改善について調べたり、測定したりもしてました。
Googleが2017年に発表した資料によりますと
「完全に表示されるまでに3秒以上かかると、53%のユーザーはページを離れる」 「表示速度が1秒から7秒に落ちると、直帰率は113%上昇」
New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed - Think With Google
と言う結果が出ており、パフォーマンス改善もユーザー体験に繋がるものとの認識になりました。
■ 私なりのUXエンジニアとは
これらを経験し知識を得た私は、「UXエンジニア」=アクセシビリティ、パフォーマンス、マークアップなど、デザイナーとエンジニアが持つ両方の視点を活かし、直接的にユーザー体験の向上に繋がる領域でスキルを発揮しリードする人として、名乗ることを決めました。 そして先日、UXエンジニアとしての抱負をTwitterで宣言してみました!! ドーン!!
質の良い情報やサービスを提供してもユーザーまで正しく届けなければ伝わらない。とても悲しいことだと思います。
— みーた@( ᐛ👐) (@earlgrayMK) January 16, 2019
でもインタラクションや画面設計、色彩、パフォーマンス、マークアップで届き方が変わってきます。
体験を変える。
ユーザーと開発者たちを繋ぐUXエンジニアになりたいです。
弊社のメンバーやフォロワーさんからたくさんのいいねをいただいてテンションがあがり、 会社のslackに(勝手に) web-accessibility チャンネルつくってみたり、エンジニア勉強会でも率先してUXエンジニアと名乗ってみたりしてます。言ったもん勝ちですよねこういうのは。言霊大事。👻
会社のslackに(勝手に) web-accessibility チャンネルつくった!
— みーた@( ᐛ👐) (@earlgrayMK) January 23, 2019
少しずつだろうけど、UXエンジニアとしてインクルーシブなサイト作りを目指していくぞい( ・ㅂ・)و ̑̑ pic.twitter.com/jlUsvShTx7
今年中に「うちのサイトはウェブアクセシビリティ規格に配慮してるよ!」を言えるよう、ウェブアクセシビリティ方針の策定と公開を目標に、これからどんどん得意領域で活躍して頑張っていこうと思います!
■ 最後に
なんだか自己満足&宣言をしたかっただけの記事みたいになっちゃいましたが、この思想を公開することにより、今後「UXエンジニア」が知名度上がって「UXエンジニアやってみたい!」という人が増えてきたらいいなーと思います。