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【洋服】すべて手作りのコート|製作の裏側とこだわり
こんにちは!ハンドメイド作家・ブランドのearlです。
今回はearlが製作する洋服について、前記事よりも少し深掘りしてご紹介します。
本記事からearlの投稿を読んでくださっている方は、ぜひこちらの記事も覗いてみていただけると嬉しいです。
ハンドメイドの洋服
「ハンドメイド」と聞いて、どんな商品を思い浮かべますか?
よくSNSで見かけるものとして、アクセサリー・ぬいぐるみ・食品などを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
「ハンドメイドの洋服」と聞くと、いまいちピンとこない方も少なくないかと思います。
前記事にも記載したように、《デザインを書いて、工場やハンドメイド作家を支援する企業さまのサービスを使って制作し、納品してもらう》流れが一般的だったりします。
earlの場合、上記のような「工場」や「ハンドメイド作家を支援する企業さまのサービス」を使用した製作は行っておらず、すべて人の手で仕立てています。
所謂、「洋裁」ですね。
一般的な流れと比べると、この手法で作品を作り上げている作家さんは少なく、実際にイベントに出店すると「手作りなんですか⁉︎」と声をかけていただくことがあります。
また、製作した商品を手に取ってくださるお客さまからも「すごい」と嬉しいお言葉をいただくこともあり、日々の製作の励みになっています。
すべての商品を人の手で仕立てているため商品はすべて一点ものとなり、世界で1つだけの洋服です。
そのため、earlではこの世界で1つだけのアイテムで、お客さまの人生の一瞬を彩る、お客さまの人生の思い出のひとつとなるように、ひとつひとつ心を込めてMade in Japan商品として製作しています。
ちなみに、earlの洋裁担当 (裁断〜縫製〜完成まで) は1人です。
ひとつひとつ時間をかけて、細部にもこだわって製作しています。
※デザイン・生地選びはもう1人と一緒に行っています
このように、今まで洋裁担当の1人が手作りで製作してきた商品のうち、今のシーズンに欠かせない「コート」を一部ご紹介します。
earlのコート
7つコートをご紹介します!
1. ノーカラーコート
![](https://assets.st-note.com/img/1735265782-iK2YWqTNlQB1y6XZzpRwLDsG.png?width=1200)
このコートを初めて製作したのは2016年。
企業勤めでも着れてプライベートでも着れる、シンプルだけど軽くて暖かい、そんなコートが自分自身が欲しくてデザインを起こしました。
そのデザインを洋裁担当に見せて製作したことが始まりとなり、周りから「その形のコートいいなぁ」「色が素敵」と声をかけていただくことが増え、色違い・生地違いで展開してきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1735265928-2hiVPcyuwteYzR7oqD4Cdkx9.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735265980-M7Bx3dTSkoglYD4AbsH0Z9c8.jpg?width=1200)
この商品は、カラー (襟) がなく、ボタンを表に出さない隠ボタンのデザインが特徴です。
カラーをなくすことでマフラーやスヌードを巻きやすくなること、かつマフラーなどを身に付けない場合でも首元がすっきりと見えるようにとデザインしました。
また、首元だけでなく全体的にシンプルの中に品がでるように隠ボタンを取り入れました。
次に生地選びとして、軽くて暖かい素材を使った生地であまり世の中で見ないカラーを探し出しました。
シンプルに一色でも素敵なコートになるのですが、手作りで1点ものであることを活かし、カラーや柄にもこだわりました。
2. オーバーサイズ テーラードボックスコート
![](https://assets.st-note.com/img/1735267145-H9p7G6wisMUmx4Ql3A8z2KnC.jpg?width=1200)
冬はセーターやニットなど、厚手の服を着ることでアウターが着にくくなる (キツくなる) 場合があります。
個人的にはこのパツパツしてきつくなる状態をあまり好まず、セーターやニットが擦れて状態を悪くすることも避けたかったため、ゆったりとしたシルエットにデザインしました。
また、単純にオーバーサイズにするだけでなく、ボックス型にシルエットを整えることで体型を隠し、綺麗なラインが出る様に仕上げています。
生地はノーカラーコート同様に、軽くて暖かい生地を最優先に探し、色も単色ではなく複数の色が混ざった生地を使うことで、世の中に1つだけの商品となるように仕立てました。
3. ドルマンコート
![](https://assets.st-note.com/img/1735268544-saJtOfSX8yxuFMgAckEPwplz.png?width=1200)
ボックスコートやノーカラーコートと異なり、シルエットをドルマンにデザインしたコートです。
コートは着心地が重要になり、特に肩周りは重ね着をしていくことで動きづらさが際立ちます。
そこでドルマンをデザインに取り入れて、着やすさと動きやすさを担保できるようにしました。
earlのコートの特徴である「軽さ」と「暖かさ」はこの商品でも採用しています。
このコートの場合は、生地の表裏 (表:紺、裏:シルバー) でカラーが異なる特徴があり、その生地の特徴を活かして襟元はあえてきっちり作らず、めくることでシルバーが出るように仕立てました。
4. Vネックノーカラーコート
![](https://assets.st-note.com/img/1735271588-PHIdBWLqUMx0TJh1ojaVSwDN.jpg?width=1200)
ノーカラーコートの隠ボタンをこの商品にも取り入れて、シンプルでVネック版として製作しました。
テーラードボックスコートやドルマンコートのようなゆったりとしたコートとは別に、シンプルで洗練されたようなデザインのコートもearlでは取り扱っています。
ノーカラーコートは首元まで生地がありましたが、Vネック版では首元まで生地はないものの、Vラインを施すことで綺麗なスタイルを演出できるようにデザインしています。
そのためタートルとの組み合わせはもちろん、毛足が長いマフラーなどと組み合わせても楽しめます。
圧縮ウールの生地を採用することで、裏地がなくとも風を通さず軽くて暖かいコートに仕立てました。
5. デザインノーカラーコート
![](https://assets.st-note.com/img/1735272077-0fFLs6KIzWUPvriZtkb4J2lx.jpg?width=1200)
ノーカラーコートが人気だったため、少しデザインが特徴的なコートも製作しています。
ポケット・袖に毛足が短いフェイクファーを使ったデザインにし、白い生地で仕立てたことで、暗めカラーを使用したコートが多い世の中に、冬の景色に溶け込みつつも目を惹くように仕立てました。
重ね着しても動きやすさを重視し、生地には伸縮性のあるパンツ生地を採用し、裏地をつけて厚手のニットでも着やすいコートに仕上げた商品です。
6. スタンドカラー コート
![](https://assets.st-note.com/img/1735273364-dFORTkGDPJMKEjq5UZoA63mC.jpg?width=1200)
今までご紹介してきたコートとは異なり、襟が立っているコート=スタンドカラーコートも製作しています。
軽くて暖かいだけでなく、着心地を重視して柔らかい生地を使って仕立てています。
襟を立てているので、マフラーやスヌードを巻いても違和感なく着ることができ、マフラーなどを巻かなくても首元まで生地があることで暖かさを担保できるデザインにしました。
このコートの特徴としてもう1つ。
隠ボタンは採用せずに、ボタンを見せるデザインにし、コートの生地を使ったくるみボタンに仕上げています。
シンプルなシルエットにこのボタンのポイントを加えることで、シンプルすぎず大人可愛いスタイルを演出できるように仕立てた商品です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
earlではアウターは、他にもジャケットなども製作しています。
ぜひサイトを覗いてみてください。
Instagram:https://www.instagram.com/utt_earl/
公式オンラインショップ:https://earl.official.ec/
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