ダイエットをやめた
去年していたダイエットは数ヶ月やって最終的に食べる量を1日500kcalまで削っていた。5キロ痩せたけれど、そんなもの続くわけもなく数ヶ月で元に戻った。
幸せを願って始めたはずのダイエット。幸せではなかったのでやめた。食べないことをやめたし、食べたら太るという意識もやめた。すると食べても太らないことに気づいた。
体重が減るとつい嬉しくて食を減らす。その癖はまだある。今日はなぜか1キロ減っていたからうっかり食事を減らしそうになったので、今おやつを食べながらこれを書いている。今日の晩ごはんは焼きそばを作る。普通に一人前を食べるし、豚バラも入れる。
健康的な食事をしつつ、カロリーを適正に、栄養バランスも気にして。というのに憧れるのもやめた。そんな生活は私には土台無理だ。
最近始めた仕事が基本的にパタパタと忙しないので、昼ごはんもササッとになる。前職では昼前にお腹が鳴ることが心配事だったのに、今ではお腹が空かないまま昼が来ることもよくある。
だからお昼は好きなものを軽く取るようになった。
メロンパンや蒸しパン、生こっぺというクリームが入ったコッペパンだったりもする。それを、半分食べて残せば仕事終わりにまた甘いパンが食べられることに気づき、私は喜んだ。今日はおにぎりにしてみた。脂質を取らずに夕方にお菓子を食べたかったからだ。
今はむしろ毎日お菓子を食べている。体に悪いと言われるかもしれない。しかし健康!適量!バランス!をやろうとすると耐えきれなくなり、バランスよく食べて適正に取ったカロリープラス、お菓子に走るようになる。
個包装なら途中でやめられる、という人がいる。あれは私には恐怖の対象でしかない。個包装のファミリーパックが暴食時に目の前にあったら、私は全てを食べきってしまうからだ。
食べすぎても良い。食べたかったら食べたら良い。
ふくふくしてても、もちもちでも、かわいい子はかわいい。オシャレをしたいなと思う。髪型や小物で遊びたい。シンプルな服をかわいく着たい。それは体型関係なくできるのだと最近気づいた。
かわいい子はかわいい、と書いたけれど、最近どんな子もかわいいと思うようになった。職場で老若男女見かけるが、愛想のいい人がかわいいと思う。
お連れ様のお迎えを嬉しそうにしているおばあちゃんを今日は見て、仲がいいから出る声だなとうれしくなった。かわいかった。
おじさんもおばさんもおばあちゃんもおじいちゃんもかわいいと思う。誰も彼も愛らしい。最近よくそう思うようになった。
誰でも自分を愛してたらいい。私も愛したい。
サボりながら、愛でていたい。
これを書くか迷ったけれど、去年頑張って到達した最小値の体重を、毎朝測る体重計で最近ちらほら見るようになった。
1700kcalを目安に、食べ過ぎないように、食べなさ過ぎないように、くらいの心持ちで基本的には食べたいものを食べている。何が言いたいかというと、心の安定がなにより大事なんだなと実感している。
無理してなった体重に、無理をせずになれそうだ。
無理してたから、食べなきゃ安心できなかった。
食べるの大好きなのに、いつも後悔していた。
そうじゃないだろ、もっと幸せなものだろ、食べることって。大好きなもの嫌いでいたくない。
体重なんて増えても構わない。
好きなものを着て、毎日を笑顔で過ごしたい。
オシャレの勉強もしたい。オシャレ以外の楽しみも増やしたい。最近本を読む量が増えた。それが嬉しくて楽しい。
今も食べすぎることがちまちまある。
でも食べたいものは食べたら良い。ちなみにホールケーキはもう食べられなさそうだ。ソフトクリーム食べ比べ、アイスの部分が3つ、3種類選べるタイプを1人で食べたら半分で十分だった。しかし全部食べた。お腹は冷えた。北海道のソフトクリームなんて、そんなもの食べるのが義務だろ。すごくすごく美味しかった。
ダイエットから離れてみたら、なんだか楽しくなった。毎日カロミルという食事記録アプリをつけているけれど、これは食べないためじゃなく、好きなものを食べつつオーバーを防ぐための便利アイテムだ。ときたまオーバーしつつ、楽しく食べている。
食べるのが好き。
食べ続けるために健康でいたい。
毎日行う食べることが、好きでうれしい。毎日うれしいから。