過去形で叶う願い
日本語教育では【タ形】
お願いごとを過去形で書くと願いが叶いやすいそうです。引き寄せの法則とかでよく聞きます。過去形かぁと考えたときに、日本語教育で教えてもらう
テンス(時制のこと、現在形や過去形)
アスペクト(出来事のどの部分に焦点が当てて説明しているか)
を思い出してしまいました。たくさんの分類があるので【過去形】だけで捉えられない部分があります。過去形は日本語教育では【タ形】と言います。このタ形は、動詞の活用の一部で、日本語教育的用語ですと【ナイ形】【マス形】【テ形】【ル形(辞書形)】【タ形】【普通形】のような分類があります。日本語で活用するのは動詞と形容詞形容動詞←【イ形容詞ナ形容詞】だけなので、日本語学習者は動詞の活用に苦労するようです。欧米の言語は主語によって動詞が活用したりするので、それに比べたら日本語の動詞の活用はシンプルと思います。
アスペクト(相)
物事の進行を表す『ている』←今まさにしていることを表す言葉です。
『ている』には【継続】と【結果】と【状態】の3つに分類されます。
【継続】(動作が続いている、進行している)
「食べる」→「食べている」→「食べた」(完了)
「書く」→「書いている」→「書いた」(完了)
【結果】(結果の状態が続いている)
「座る」→「座った」→「座っている」
「落ちる」→「落ちた」→「落ちている」
【状態】(「ている」がつかない動詞)
ある・いる・できる・聞こえる・見える・言えるなど
願いは叶うのかい
大体、述語の【動詞】を使って願い事を書くと思います。例えば「美しくなる」を「美しくなった」とか「なる」の動詞を使っています。
動詞の【ル形(辞書形)】は【状態】を表す動詞以外は、未来の出来事を表しています。【ル形(辞書形)】は未来のことってなんだいと思いますよね。
これらはその意志はあるけれどもまだ実行されいていないことを表しています。これらに「ている」をつけると・・・。
ようやく実行されて、進行している言葉になりました。これらを過去にすると
完了を表します。終わったことです。
ではもう一つ
のような願い事に書きそうなこの動詞。これらは【結果】を表す動詞です。
「ている」は結果が続いていることを表します。結果とは瞬時に起こることなので、「枯れ葉が落ちた」これは瞬間です。「枯れ葉が落ちている」そのまま続いています。結果の動詞はたくさんあるので、ちょっと考えるとおもしろいです(私だけか)
そんなわけで、過去形も良いけど『ている』で書くのもいいんじゃないかな〜という提案です。結果が継続している未来とかワクワクしますよね〜😊少なくとも【ル形(辞書形)】は未来を示す役割があるので、叶った〜ことを書きたいならば「ている」「タ形」がよろしいのではないでしょうか?
ちなみに『ている』と『ていた』はまた意味が変わるので、『ていた』はあまり使わないほうがいいです!