【記録】 データで探る!楽天の2021年ドラ1、吉野創士の現在地
ノムさん孫弟子の1年目を振り返る
昨年秋のドラフトで入団したピカピカの若鷲1年生も、ちょうどプロ1年目を終えたところ。現在は秋季キャンプまっただなかです。
秋が深まり冬の足音も近づく仙台で、各自課題を持ちながら汗を流しているかと思いますが、今回は文化の日に初の契約更改を現状維持で済ませたドラ1の吉野創士について。ノムさんの孫弟子のプロ1年目を記録から簡潔に振り返ってみたいと思います。
年明け1月の新人合同自主トレは出遅れた。12月のメディカルチェックで腰の違和感が判明。無理させず別メニュー調整となり、春季教育リーグは出場せずに終わった。
4/19ヤクルト2軍戦で実戦デビュー。2軍での“プロ初安打”は4/22日本ハム戦で生田目翼から。このときは152キロ真っ直ぐに詰まらされ、討ち取られた打球がハイバウンドとなり投手頭上を越えて三遊間前方へ。カット処理に入ったサードがさばききれずに内野安打になったものだった。
しかし、4/28DeNA戦でみせた“プロ初打点”は会心の一撃だった。ランナーを1塁に置いた状況で、阪口皓亮の144キロストレートを完璧に捉え、ライトオーバーのフェンス直撃弾に。この快打が1塁走者をホームに呼び込むスリーベースになった!
元犬鷲戦士からプロ初アーチ
“プロ初本塁打”は6/19日本ハム戦(鎌スタ)。元犬鷲戦士の池田隆英を打ち砕いた。初球だった。外角狙いの142キロ速球が甘くなって真中に入った失投を完璧なスイングで一閃。レフトの足を釘付けにした鮮やかなラインドライブの一発だった。
高校通算56ホーマーの若鷲が、プロ1年目で放ったホームランは、秋の宮崎を含めてもこれが唯一だった。
結局、1年目に2軍イースタンで残した打撃成績は、
だった。
さて、ここからは、吉野の成績を各種平均と比較、左右投手別の打撃成績、球種別の打撃成績、守備について少し言及をお送りしたいと思います。(続く)
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