【苦労は人に見せない】
今日は
『苦労は人に見せない』
について考察していきます。
人は結果の良し悪しに関係なく
自分の目標や目的に向かって
進んでいきます。
例えば
「恋人にもう1度惚れ直してもらう為に
マイナス10kgのダイエットを成功する」
「1ヵ月で売上を2倍にする為に
チーム全員でプレゼン力を向上させる」
「全国大会優勝に向けて他の誰よりも
何百万倍の猛特訓をしていく」
etc
強い意気込みがあります。
計画を立ててあらゆる事態を
シュミレーションしつつ
予想外の出来事を狙って
アクションしていきます。
また
「若い時の苦労は買ってでもせよ」
というように
苦難困難をたくさん経験する事で
後々に大きなリターンとなります。
ここまでは苦労に対して
どちらかと言えば
ポジティブな視点で
捉えています。
自分を変える良い機会として
積極的に挑戦していきます。
しかし
苦労を苦痛や悲痛として
ネガティブな視点で捉えると
消極的且つ受け身になります。
実践したとしても
マイナスのエネルギーに毒されて
途中過程も中途半端です。
そして
他者や周囲に苦労を
見せていきます。
「自分は寸暇を惜しんで恋人の為に
必死で減量に取り組んでいる」
「自分はチーム内でずば抜けた努力をして
他のメンバーよりも圧倒的に優れている」
「自分は血の滲むような地獄の鍛錬をして
鉄壁の状態を作り上げている」
etc
猛アピールしています。
つまり
承認欲求
を求めています。
公言しないものの
「自分はこれだけ頑張っているんだ」
「自分の努力を評価して欲しい」
「自分は他の誰よりも勝っている」
心の中で呟き
行動で表現しています。
全て他者や周囲との
比較競争による
ステータスゲームです。
自分が本当に達成したい
目標や目的からは
大きく遠ざかっています。
さらに成功確率も
格段に下がります。
恥ずかしながら
私自身が管理職時代に
チーム内に承認欲求を求めて
愚かな行動を取っていました。
目的はチームが一丸となって
地域社会に大きく貢献する事であり
明らかに脱線しています。
承認欲求を満たしたい為に
義務感で嫌々且つ仕方なく
苦労している状態です。
これでは本末転倒です。
義務感に陥る要因として
「失敗したくない」
「嫌われたくない」
心理が働いています。
絶対ではありませんが
学校教育による影響が
考えられます。
その場の空気感や同調圧力により
他人や周りの目ばかりを氣にして
主体的に判断して行動する習慣が
殆ど身に付きません。
学校教育に責任転嫁して
作話と言い訳をする事では
何も前進しません。
自分達が出来る範囲内で
少しずつでも良い環境を
整えていくしかありません。
突き詰めると
義務感で苦労を見せる事は
承認欲求を要望しているだけです。
承認欲求は
相手に求めるのではなく
自分で満たしていくものです。
強固な信頼関係がある間柄では
少々しても良いかもしれませんが
それでも留まるほうが賢明です。
相手に承認欲求を要請している時は
自分の視点だけで発信しています。
もし相手が自分に対して
「苦労を猛アピールしてくる」
「執拗に承認欲求を要望をしてくる」
としたらどう感じるでしょうか。
恐らく不快に思うでしょう。
自分だけ得して相手は損する事は
Win-Loseの
コミュニュケーションであって
身勝手極まりないです。
コミュニュケーションは
相手ありきです。
相手からは
良い刺激をもらいつつ
お互いに切磋琢磨する
建設的な関係性を築きます。
苦労は人に見せないで
自分の内側に
進化の過程&楽しみとして
認識しておく事です。
万が一発動しそうになったら
自分1人だけの空間で
自己承認をして解放します。
逆に相手の苦労を
自分へのフィードバックとして
参考にして傾聴するほうが
メタ認知力が向上します。
あらゆる角度から
アンテナを張り巡らせる事で
苦労を進化させていきましょう。
最後までお読み頂き
ありがとうございます。
追伸
あなたにとっての
「苦労」を
教えてください。