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【どんぶり勘定の危険性】

今日は『どんぶり勘定の危険性』
についてお伝えしていきます。

師走に入り1年の振り返りを
している方も多いと思われます。

これは私自身の恥ずかしい経験です。
鍼灸整骨院を独立開業している時
経営している身でありながら
経理を遠ざけていました。

あり得ないことですが事実です。


治療家なので技術・腕が良ければ
患者さんは自然と来院される。
勝手に思い込んでいました。

新しい治療の勉強会や
セミナーに積極的に参加して
技術を習得していました。

それなりに
腕は向上したでしょう。


ところが肝心の患者さんを
殆ど集客できていないという
最悪の実態になっていました。

勉強会やセミナーは
自己投資だから
いずれ回収できるだろうと
甘い幻想を抱いていました。

自己投資には
そこそこ費やしていました。

1回5万円以上の高額セミナー等
惜しみなく参加していたのです。


スタッフの給料を支払いながら
よく運営していたものだと
今思えば呆れ果てます。

この時点で集客に方針変更
していれば閉院せずに
済んだでしょう。

いかにどんぶり勘定で
杜撰な経営をしていたか
ゾッとします。


またプライベートでも
1ヵ月の収支を考えず
出費していました。

『相手の購買心理を理解する』


でお伝えしましたが
半年でブランド物に
50万円以上
費やした事もあります。

当時もざっくりとこれ位
消費しているだろうという
おおよその感覚で
把握していました。


借金していなかったのが
不思議なくらいです。

金銭感覚が麻痺しており
狂っていました。

自己投資という都合の良い
謳い文句を掲げて
自分の収支状況を
直視しない有り様です。


貯金が危なくなって
ようやく現実を認識
し始めたのです。

人は身の危険が迫ると
否が応でも行動する事を
ひしひしと体感しました。

注意しなければならないのは
恐怖でIQが下がるので
判断を見誤らない事です。

貯金がなくなるから
すぐにお金を借りようという
短絡的な発想は控えます。

出費を減らして無駄をなくすか
別枠で収入を増やしていくかです。

今回は出費を減らす事に注目します。

大切な事は収支状況を
正確に把握する事
つまりどんぶり勘定を
止める事です。

そこで実践する内容として

1:現状を直視して収支状況を計測する


   仕事、プライベート共に収支状況を
   パソコン等で細かく計測します。

   日々、週間、月間に分けて
   お金の出入りを把握します。


2:必要な物、欲しい物を見極める

   
   欲しい物は爬虫類脳を
   刺激するので
   出費が膨らみます。

   最低限必要な物だけに
   フォーカスして
   欲しい物は先延ばしします。

   1万円以上する物は
   購入するのを1ヵ月以上
   待ってみる等です。


3:クレジットカードは極力使わない

  

   物販等の仕入れ上で使うのは
   良いと思います。

   それ以外は現金で清算するように
   努める事で衝動買いが減ります。

   とは言え時代の流れで
   電子マネーが普及し
   現金の流動性が少なくなる傾向は
   やむを得ないでしょう。

   光熱費や通信費をクレジットカードで
   決済する事でポイントが貯まる側面が
   ありますが、ここも必要な物に使う
   ようにすれば見直せます。


特に大事な局面においては
どんぶり勘定ではなく
収支状況を精密に把握して
取り組む事をお勧めします。

お金に価値はありませんが
お金を大切に想う気持ちが
なければお金は逃げていきます。

お金に愛を持って接しつつ
自分にとって何が大切かを
認識・判断していく事で
本当の富が増えていきます。

今年の収支状況を振り返り
来年に向けて新たに計画を
立てていきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。

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