【相手の本音を聴く】
今日は『相手の本音を聴く』
についてお伝えしていきます。
仕事も恋愛も「傾聴力」の大切さは
口酸っぱく言われています。
3つの「きく」があり
「聞く」「聴く」「訊く」と
分類されています。
更に「利く」「効く」と併せて
5つの「きく」に
拡張されているようです。
それだけコミュニケーション力の
重要性が高まっていることです。
では「きく」の使い分けをすれば
良質なコミュニケーションが
取れるのでしょうか?
5つのテクニックを学ぶことで
流暢に対話できることは確かです。
しかし、ここに落とし穴があります。
それは自分だけが舞い上がって
聞き手は放置されたままの状態です。
自己満足で喜んでいるだけなのです。
私も色々なスキルを学び始めた頃は
あの手この手で身近な人に使っていました。
知人と対話している時に
ふと言われたことが
「あなたは自分の言いたいことだけを
テクニック的に話していますね」
「話しが妙に整いすぎて
誘導しているみたいですよ」
こう告げられた時
愕然とうなだれました。
アドバイスしてくださった
知人には感謝しかないです。
指摘されずに進んでいたら
この先とんでもない事態を
たくさん招いていたでしょう。
自分では聴いているつもりが
全然聴いていなかったのです。
学び始めにはあることかも
しれませんが恥ずかしいですね。
コーチ・コンサルタント・カウンセラー等
職業柄相手にアドバイスしがちです。
もちろん仕事なので必要でしょうが
それは相手の本音を聴き理解している
ことが大前提になります。
相手が心の底で思っている
悩みや問題を包み隠すことなく
自然と引き出せるかが大切です。
人はそんな簡単に本音で対話しません。
まして赤の他人であれば尚更です。
信頼関係を築きこの人なら大丈夫と
確信できたときに打ち明けます。
自分がクライアントの立場なら
そのように考えます。
ところが話し手側になると
つい解決しようと必死になるのです。
相手の現状を把握もしないで
乗り気になるのか不思議です。
マーケティングに置き換えても
全く同じことが言えます。
自分の商品・サービスには自信がある。
これを販売さえすれば必ず大ヒットして
お客さんの役に立つこと間違いなし。
この考え方所々見かけませんか?
正直テストしてみないと
分からないこともあります。
コモディティ商品と似たり寄ったりで
あれば多少購入してくれる可能性は
あるでしょうが、他者と競合している内に
力尽きていくと思われます。
実はお客さんが
喉から出る程欲しいより
絶対に必要だと思える
商品・サービスのほうが
受け入れられるものです。
いわゆるニーズは低価格で
ウォンツは高価格と
決めつけるのも偏見です。
お客さんの本音を聴いて
リサーチしないと
本当のところはどうか
分からないです。
自分達の都合の良い解釈で
突き進むと大火傷します。
恋愛、夫婦、職場等も同様です。
自分の意見・信念を
主張しても構いません。
同時に相手の本音を全部聴き出し
どうすればより良くなるかという
建設的な対話が望ましいです。
自分が何も話さなくても
傍に居るだけで安心し
相手側がリラックスして
話せる状態にするのが理想です。
存在だけで影響力を与えられる
真のパワーを身に付けたいものです。
相手の本音を引き出す傾聴力に
磨きをかけていきます。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
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