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【言葉に返金保証はない】

今日は『言葉に返金保証はない』
についてお伝えしていきます。

本日10月2日は
「良寛」さんのお誕生日です。

江戸時代後期の曹洞宗の僧侶
歌人、漢詩人、書家です。

良寛さんの名言の中で
今回のテーマと重なるのが

「一度言ったことは
 取り返しがつかないから
 注意してしゃべりなさい」


自分が発言したことは忘れていますが
言われた相手側はよく覚えています。

言葉は「言霊」です。

マイナスの言葉を連呼すれば
ブーメランの如く跳ね返ってきます。

モノにも感情は宿っていますが
実際に話しかけてきません。

物品を返金・返品することは
形式上可能です。


しかし、人に対して悪意を込めた発言は
裁判等で賠償しても遺恨が残ります。

反対に告訴した側はどうでしょうか?
何に勝訴したのでしょうか。

お金がもらえて、感情的に満たされ
相手より優越感を味わうだけです。

それが良いと認識する方もおられると
思いますので是非は問いません。


人間なので感高ぶって
激昂することもあるでしょう。

瞬間的に感情を爆発させても
問題は解決しないです。

怒るな、注意するなとは申しません。
言葉を選んで対処すれば良いのです。

子供、配偶者、組織の仲間、知人等
身近に接している人ほど
何気に発言していませんか?

たったひと言で
勇気づけることもできれば

たったひと言で奈落の底に
突き落とすこともできます。


実に単純明快です。

人間は動物と違って
言語能力が備わっています。

人間脳が発達しているので
思考力が圧倒的に強いです。

しかし、それが間違って
使われていることがあります。


「ダブルバインド」
その一例です。

例えば

会社で上司が部下に対して
「分からないことがあれば
 何でも質問しなさい」と
言っておきながら

実際質問しに行くと
「自分の頭でよく考えなさい」
「何でもすぐに聞くな」
と返答されることです。


親が子供に優しく「こっちにおいで」と
言いながら、近づいたら突き飛ばす。


仕事で良いポジションを獲得したいなら
プロデューサー(役職の高い人)と
親密になりなさい。
分かってるよね。


どんなことを語り合っても崩れない
強固な信頼関係が築けているのが
一番の理想です。

受け手側の器量も必要ですが
まずは発信者側の気遣いが
大切になります。

それには普段から質の高い
コミュニケーションを取り
関係性を築くことが最善です。

言葉巧みなテクニックを磨く以前に
双方がオープンマインドで向き合う
ことです。

安心・安全に発信・傾聴できる場を
設けて自然体で居ることですね。

家族、恋人、知人、職場等から
コミュニケーションのレベルを
向上していきましょう。

間違ってもダブルバインドを
悪用して相手をコントロール
しようと思わないでください。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。





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