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アドラー心理学 取扱説明書 (準備稿)
日本では、周期的に?かはわからないが、繰り返し「アドラー心理学」がブームになる。
ここ最近だと2013年12月に『嫌われる勇気』(岸見一郎 古賀史健 ダイヤモンド社)が世に出る。その後ベストセラーになって、アドラー心理学ブームは再燃。
2025年2月10日の現在では、ブームは落ち着いて、それで私はいつも流行に遅れるのだけれど、思いつきで『嫌われる勇気』を手に取った。
何故売れたかを理解できない私は、やはり社会不適合者の一員なのか。悪口は書かないでおく。
これはアドラーの心理学じゃなくて、
アドラーの研究成果をもとに、
岸見一郎という、気鋭の学者さんが彼の思想、考え方を解釈し、編集し、日本人の一般大衆に向けて発信→それに救われた古賀史健さんがプロの文筆家になって、「岸見先生の教え」を大衆に広めた。
ということであり、
アドラー心理学
なるコンテンツが、
一般に流布しているその多くが、
実際の学問分野としての心理学とどれほど乖離しているか、
というところを、私は心理学は専門外なので書き切る力はないけれど、誰か書いて。もしかして、もう、ある?
西暦2000年代の初め頃、初めて「アドラー心理学」なるものに出会った。何周目か知らないけれど、ブームが来ていた。教育者は勉強しないといけない、という空気があって。色々読んだし、影響も受けた。
塾の経営者仲間たちにも「アドラーは必読」みたいな、わかった風な口を聞いていた。
でも、いまはもっと引いた目で、「数あるコンテンツのひとつ」としてアドラー心理学なるものを見るようになった。
あくまでも
・ひとつの視点
・現実のとらえ方の一側面
であって
そこを見誤ると、自由でなくなる。
いやアドラーの影響を受けて、彼の思想に共鳴し、人生がキラキラ輝き出した、というならば、それは素晴らしいことだ。
ただ、それは一側面なのであって、そうではない現実があることもちゃんと見ていて欲しい。アドラーは神ではない。
※これは準備稿で、いつか完全版を完成させる予定です。
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