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【話題作】『論理的思考とは何か』(渡邉雅子 岩波新書)【読書ノート】【第1話】
1,書籍の紹介
・論理的思考の方法には大きく「四つの型」がある。
・論理的思考の技術を使いこなす=「四つの型」を駆使すべし。
2,著者の紹介
渡邉雅子氏は、2025年1月現在、名古屋大学 大学院教育発達科学研究科 教育科学専攻 学校情報環境学 教授として、活動されている。詳細は以下のリンク先を参照。
3,岩波新書について
そもそも「新書」は、1938年に岩波書店が始めた出版形式だ。記念すべき第1冊目は、いまも購入できる。
私は、数ある新書の中でも、岩波新書を最も信頼する。他にも中公新書やちくま新書など、名著が多くあり信頼できるシリーズはあるけれど、
「岩波新書」から出ている
というだけで、内容もそうだが、その著者までも、信頼してしまう。
岩波書店が築き上げたブランド力。私の地元の松阪市立図書館でも、新書コーナーは「岩波新書」だけ、2階の専用の本棚に揃っている。他の新書は1階の新書コーナーにひとまとめ。歴史と格が違うのだ。
そんな岩波新書から、また名著が生まれた。
4,まめじぃの「刺さったポイント」
・長年四苦八苦試行錯誤してきたことが、学術的に裏付けられた!よかった!
私が現在Amazonで販売している「小論文対策本」は、大きな改訂・増補が必要と判断した。
方針は変わらない。
ただ伝え方が変わる。
私が国文科で学び、教育現場で日々模索しながら試行錯誤しつつ練り上げてきたスタイルは、氏の研究成果からも、間違っていなかったとわかった。
え?作文指導をしていたのに、渡邉雅子先生をご存知なかったの?
はいそうです。穴があったら入りたいです。不勉強を恥じます。
しかし本書のおかげで、私はこれまで信じて続けてきたこと、築き上げてきたことが、偶然ではなく、学術的にも裏付けられる方法であるとわかった。
ケツリレーハンハンケツ。
おそらくほぼ全員が、何のことかわからないだろう。私と教え子と私の「小論文対策本」の読者しか、この言葉を知らない。
これが私の「必勝の型」なのだ。
ただそれは、長年試行錯誤しながら「経験」として身につけていったものであって、学術的な裏付けはなかった。ただ「作文教室参加者全員コンクール入賞」・「入試全員合格」といった成果で、その正しさを証明してきた。
具体的には、KindleUnlimited会員であれば無料で読めるので、もしよければお目通し願いたい。看護専門学校や准看護学校を受験される方を対象としているが、「看護師になってからでも使える技術」を伝えたいという想いがある。単なる受験対策本にしたくなかった。
でも、本書に出会って、付け加えたいところや、伝え方を変えたいところがいっぱい出てきた。
できるだけ早い時期に、大幅な改定・増補に着手したい。
しかしその前に、もっと本書としっかり向き合いたい。
・【第二話】以降は、序章から順番にまとめ&考察を行う
本書をより自分の中に取り込むために、序章から順番に、まとめていく。自分のためでもあるし、誰かの参考になればとても嬉しい。
とはいえ、まめじぃには重大な癖がある。
noteで【第1話】なんて記載したが最後、【第2話】がいつになっても始まらない。このパターンが多い。
でも本書に関しては、考えるところがたくさんあるので【第2話】以降も、亀というよりカタツムリのペースにはなるが、連載を続けていきたい。
つづく
【第2話】
【第3話】
【第4話】
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