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The MUSIC OF JOHN WILLIAMS:STAR WARS AND BEYOND 2022 指揮:原田慶太楼 演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

昨年(2021年)大興奮しすぎて2年連続で聴きに行ってしまいました!
スターウォーズをはじめ、誰もが聴いたことのある大ヒット映画の音楽を作曲したジョン・ウィリアムズを特集したプログラムは、原田慶太楼さん指揮で毎年開催されている大人気の公演。同じ内容なのに、しかも今年もP席(指揮者ガン見席)で行くとは、筆者ちょっと危ないファンだな(笑)と自省するような気持ちで当日を迎えたのですが、内容は毎回変えているのだそうで!また新たな興奮と感動を味わうことができたコンサートでした(昨年の記事はこちら

この記事はクラシック音楽初心者が、勉強がてらコンサートの余韻を味わう目的で残す、備忘録に近いコンサートレポートです。

プログラム

1.オリンピック・ファンファーレ&テーマ Olympic Fanfare and Theme
2.「ハリー・ポッターと賢者の石」 HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE Hedwig's Theme
3.「E.T.」 Flying Theme
4.「シンドラーのリスト」 Theme from SCHINDLER'S LIST for Violin and Orchestra
5.ハッピー・バースデー変奏曲 Happy Birthday Variations
6.「ジュラシック・パーク」 The Theme from Jurassic Park
7.20世紀FOXファンファーレ 20th Century Fox Fanfare
8.「スター・ウォーズ」Star Wars
   Main Title
   Anakin's Theme:Episode I - The Phantom Menace
   Across the Stars:Episode II - Attack of the Clones
   Battle of the Heroes:Episode III - Revenge of the Sith
   Princess Leia's Theme:Episode IV - A New Hope
   Cantina Band:Episode IV - A New Hope
   Yoda's Theme:Episode V - The Empire Strikes Back
   The Imperial March (Darth Vader's Theme):Episode V - The Empire Strikes Back
   Luke and Leia:Episode VI - Return of the Jedi
   Rey's Theme:Episode VII - The Force Awakens
   March of the Resistance:Episode VII - The Force Awakens
   The Rebellion is Reborn:Episode VIII - The Last Jedi

<出演>
指揮: 原田慶太楼
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
MC:よしひろまさみち(映画ライター)

公演日:2022年6月5日 (日)サントリーホール

原田慶太楼さんとジョン・ウィリアムズさん

毎回トークも楽しみな公演。今年の司会は映画ライターのよしひろさんということで、昨年よりいっそう貴重な裏話を聞くことができた印象でした。昨年の記事で少し触れましたが、原田さんはウィリアムズ氏と今でも直接連絡を取っていらっしゃるのだそうで、毎年新しいエピソードを紹介してくださいます。この日本公演のことも、毎年完売していることなど直接ご本人に伝えていらっしゃるのだとか。
作曲家直伝のメッセージを再現できる指揮者さんは今どれだけいらっしゃるのでしょうね。少なくとも日本人としてはジョン・ウィリアムズさんと交流がある方は多くないと想像しますし、(勝手に)日本人として誇りに思う原田さんの凄さのひとつです。

ここからはコンサートの中でも最も印象的だった曲のいくつかをご紹介します。

オリンピック・ファンファーレ&テーマ Olympic Fanfare and Theme

昨年同様、さっそく1曲目で最高潮に大興奮。今年はステージ中央、パーカッションの裏になる席だったのですが、やはりそれぞれの曲で最も印象的な音を作ることも多い打楽器は、原田さんから飛んでくる合図が最高にかっこいいんですよね。躍動感に溢れた原田さんの指揮が、昨年も観たのに、わかっているのに、初めて観たときのように感動してしまう。その決めの瞬間を見ることができるP席、最高です。



「E.T.」 Flying Theme

クラシック作品はそれぞれの楽器が何かのモチーフになっていることがあるのだそうですが、例えばトロンボーン。クラシックでは主に神を表現する楽器とのこと、この作品では警察。「E.T.」を乗せた自転車が空を飛ぶシーンが印象的なのは単に空を飛ぶからではなく、警察に追いかけられているからですよね、と原田さん。こういうお話を聞いてから聴くトロンボーンと、空を飛ぶ瞬間のティンパニの音ががさらに興味深く、感動的になります。

ちなみにこの映画にちなんだBMXという「E.T.」の自転車が発売予定なのだそうです(笑)検索して知りましたが、実際に映画で使われた自転車も日本製だったのですね!メーカーさんのウェブサイトに、その自転車が採用されることになった経緯など興味深いお話が掲載されていました!
https://www.kuwahara-bike.com/et40-special-page

ハッピー・バースデー変奏曲 Happy Birthday Variations

ジョン・ウィリアムズさんは90歳のアニバーサリーイヤーとのことで、壮大にアレンジされたお祝いの曲がプログラムに入っていました。この日限りの一期一会の1曲。粋ですね〜。

動画

2021年の公演ですが、原田慶太楼 x ジョン・ウィリアムズシリーズの動画を発見したので貼っておきます。蘇る感動!


最後に

ステージが始まってすぐ、釘付けになってしまったのが原田さんの赤いラメラメの靴。演奏後の原田さんの充実感あるツイートと共に(笑)




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