クリスマスの眩い光の中で
何ヶ月ぶりだろうか、食事に誘われて夜ご飯を外で食べた。
僕に気を遣ってくれたのだろう、賑やかな場を用意してくれて、何だか申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
せっかくだから自分が楽しまないと迷惑をかけるなって思って、無理やりテンション上げて行った。
「Tさんって若く見えますよね」
「今度また食事連れてって下さいよ」
失礼だけど、僕は早くその場から帰りたかった。
僕にはこういう場はまだ早かった。
心と体が追いついてなかった。
まだ引きずってるんだなぁ、、
心の中で呟く。
まぁ、ゆっくり時間をかけて普段に戻ればいいか。
帰りに御堂筋を通って帰ったのだけど、もうイルミネーションが点灯していてすごく煌びやかで眩しかった。
「もう少しでクリスマスかぁ。
みんな楽しそうだなぁ。」
いつのまにか泣いていた。
失恋したからじゃ無い、楽しめない自分が情けなくて泣いていた。
クリスマスのイルミネーションが綺麗だと思わなくなってしまっていた。
何も感じない心にいつの間にかなっていた。
もっと楽しく生きないと、、
自分でもわかってるんだ、
何とかならないだろうか、
自分でしか何とも出来ないよな。
綺麗なクリスマスツリー🌲でも見に行こう。
心に火を灯せる様に、、