詩|月の美しさ
ある夜、とても月が綺麗だと思った
それは、光り輝いている満月だった
月が私を見ている気がした
必死で、しかし静かにそっと
私に話しかけている気がした
月の美しさ
それは引力
それは輝き
それは白さ
思わず惹き込まれ、導かれる強さ
月を見ていると
どこかで誰かと再会したような
懐かしい気持ちになるのはなぜ
七夕は月から生まれ、かぐや姫は月に帰る
月は人を狂わせると言うのに
月に惹かれてしまうのはなぜ
月の美しさ
それは不思議
なぜこんなにも美しいと思ってしまうのか
分からないから
分からなくても、かまわない
そう思ってしまうから