凪の詩

私は親友のことがとても好きです。本人には言えない気持ちを、友愛なのか、恋愛なのか、不明…

凪の詩

私は親友のことがとても好きです。本人には言えない気持ちを、友愛なのか、恋愛なのか、不明だけど、ただあなたが好きなんだという気持ちを吐き出したくて始めました。 書き溜めた日記から、素人なりに、素敵な詩が作れたら…と思います。よろしくお願いします。

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短いエッセイ|君の手紙と、金木犀

金木犀の香りがすると、君の手紙を思い出す。 それは春、新しい家に引越したばかりの日のこと。君から引越し祝いにプレゼントを渡したいと、電話がかかってきたのだ。私は「いいよ」と言い、君はやってきた。まだダンボールばかりの空っぽの部屋に、君と私の2人きり。 そして帰り際、君は玄関で恥ずかしそうに 「今は読まないでね」 そう言って私に手紙をさしだした。なんだか甘い香りのするそれは、白地に黄色の花の模様が描かれた封筒だった。 「いい香りだね」と私。 「これはね、金木犀の香り

    • 詩|とおいかげ

      誰かが泣いている 化物じみた歩道橋 その足をつたって 背の上にのぼろう 車道を見下ろせば 深海に沈んだ気分 どこまでも続く黒 赤いテールランプ 光たちはすばやく 消失点へながれる その点を見つめる 目を離せなくなる 孤独には慣れてる 別れにも慣れてる でも痛くてつらい 僕の影が歩道橋の 下のほう、遠くに 遠くに見えている とおいかげ 影は大きく見える だけれど、それは ぼやけてしまって なにか分からない ぼやけてしまって あれが僕か分からない

      • 非人の詩

        まだ雪のきえぬ山道を 歩けども歩けども 先は見えず 暗がりに揺れる 切ない灯火を 掴もうとするが掴めず なんのためにこの世に生まれてくるのか 遠く大きな山向こうに 呼びかけど呼びかけど 返事はなく 山はただそこにあるだけ それは畏ろしい影となり 眼前にたたずみ空を覆う 非人もたたずみ 風が草原に吹き荒ぶ 彼もその音を聴くのみ

        • 就職活動が始まりました。大学生活ももう終わり。忙しい(というか考え事でいっぱい)で、更新が遅くなってしまいました、すみません💦スキやフォローこれからぼちぼち返していきます。それとnoteはぜひこれからも続けたい!と思っていますので、良ければこれからもよろしくお願いいたします🙏🙇‍♀️

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        短いエッセイ|君の手紙と、金木犀

        • 詩|とおいかげ

        • 非人の詩

        • 就職活動が始まりました。大学生活ももう終わり。忙しい(というか考え事でいっぱい)で、更新が遅くなってしまいました、すみません💦スキやフォローこれからぼちぼち返していきます。それとnoteはぜひこれからも続けたい!と思っていますので、良ければこれからもよろしくお願いいたします🙏🙇‍♀️

          詩|笑顔で飛んで、もう一度

          何度、挫折しても ゆるがない信条がある 何度、鎮まろうとも 燃え尽きぬ情熱がある 決してねじ伏せられない 強い魂がある 飛ぶのよ 何を恐れることがあろうか もう一度、飛ぶのよ あの時のような笑顔で 下を見ることもなく すべてを忘れて 夢中になるのよ

          詩|笑顔で飛んで、もう一度

          詩|あなたが好き

          落ち込んでいるとき かけてくれた言葉 そばにいてくれた やさしいまなざし あたたかな体温 すべてを忘れない きっと忘れない あなたが好き あなたが好きな私 幸せな私 たくさんの愛を あなたからもらった その愛を他の人に 与えたいと思う あなたが好き それは力 私の命の真ん中にある 木の根のような 強い力

          詩|あなたが好き

          詩|死ぬなよ、私

          誰かを傷つけて 何かを忘れて そうやって生きていく それは避けられない 絶望のない人生 それはありえない それでも私は生きていく 大切なひと 大切な何かを守りたい 死ぬなよ、私

          詩|死ぬなよ、私

          詩|君は、私の宝物

          君は、私の宝物 そう思うのは 君がとても素敵な人だから 私の前に君があらわれると いつも世界の彩度が少し上がって 周りがパッと明るく見える 涙の帰り道 君が教えてくれた曲をきいて歩いた しっとりしたメロディ 昨日を1回すべて忘れて 明日へ抜け出せる気がした あの瞬間を忘れない

          詩|君は、私の宝物

          詩|そんな日もある、いいよ

          今日のわたし 少しおかしいの 白い霧がかかったみたい 排水溝の底にしずんで どこにも出かける気がなくて 悲しい音楽ばかり聞いて メールもラインも見たくない 自分だけが立ち止まっていて 他の人は前に進んでいて そこから外されている気がして 周りが自分を嫌いな気がして 前向きな言葉を否定し続ける 普段ならそんなはずないのに なにもできないで終わる日が 答えを見つけるのが遅い日が なぜかすごく役立たずな日が 自分のせいにばかりする日が そんな日もあ

          詩|そんな日もある、いいよ

          久しぶりの更新です。近ごろ忙しく、いいねやコメントなど返せずにいてしまいすみません。またきちんと読ませて頂いてからお返し致しますので、すみませんが、しばしお待ちください。

          久しぶりの更新です。近ごろ忙しく、いいねやコメントなど返せずにいてしまいすみません。またきちんと読ませて頂いてからお返し致しますので、すみませんが、しばしお待ちください。

          詩|かなた

          戦争のにおい そして文化は いずれ、最も 優美に花開く いま心が痛く ざわめく思い 死んでしまえ でもそしたら 何も残らない だから貴方は 今日を生きる いまを全力で もがき続ける 私は見つめる 背中を押して

          詩|かなた

          私の好きな曲|エッセイ「18歳の告白」あとがき

          これはエッセイ「18歳の告白」を読んだ後に読んでほしい記事です。 このエッセイは、9/1から数日にかけて、毎年、悲しい事故が多いので、それに間に合うようにしたいと思って、書き進めました。 私自身、自分の過去を振り返った時、最初は4000字くらいになって、1000字まで削るのが大変でしたが、そのおかげで整理がつき、トラウマが少し消化できた気がします。 また、このエッセイで「未来のためにできること」コンテストに参加しました。よかったら応援して頂けると幸いです🙇‍♀️ しか

          私の好きな曲|エッセイ「18歳の告白」あとがき

          エッセイ|18歳の告白

          死にたくて死んでしまった貴方へ。 もし、 また貴方と会えたら、どんな話をするだろうか。 「ごめんね」かな。 18歳になった今でも、 私は貴方の気持ちを分かってあげられない。 でも、死にたい気持ちはわかる。 笑顔の苦しさや、うまくやれない辛さ、心の痛みを消すために、体を傷つける気持ち…。 私の親戚には双極性障害になった人が3人いる。そのうち2人は自殺してしまった。 貴方は、私と同じような生い立ちで、そして、小学生から中学生までの9年間、いじめを受けていた。 帰

          エッセイ|18歳の告白

          詩|そして、父になれるのか

          あなたの娘が生まれた時 みんなが言った あなたは父になれないと 男と違って 女は自然に母になれると言う 果たしてそれは本当だろうか 女になった、娘には とてもそうは思えない わたしの子が生まれたら みんなは言うだろうか あなたは母になれないと わたしの子が生まれたら みんなは言うだろうか あなたは母になれるよと きっと、そのどちらも答えではなく 何かを分かったと思えば、また迷い 何かを手放したら、また手に入れて とりあえずの答えを出して 永遠に分か

          詩|そして、父になれるのか

          お礼|初めてのサポート(内容更新しました)

          こんにちは。うだるような暑さが続いていますね。大学は夏休みです。そちらはお元気でしょうか? いつもありがとうございます😌🌿‬ 先日、初めてサポートを頂きました。 とても嬉しかったので、お礼を兼ねて、2つの記事をご紹介させて頂きます。 一つめの記事 「優しい日々過ごすために」 日々の大切な習慣、お気に入りの銭湯についての記事です。 お風呂は体だけでなく、心も洗い流してくれますよね。 私は銭湯の帰りに飲む白バラコーヒーが好きです。 この記事を読んで、また銭湯に行きた

          お礼|初めてのサポート(内容更新しました)

          詩|しあわせ

          知らなかった 愛のすばらしさ 忘れていた 世界の優しさ 死を恐れずに 飽きることを忘れて わたしは 世界に夢中になる しあわせ 今とても しあわせな気持ち 君が好きだから とても好きで 心の底から 優しさと 愛を感じるから 私は前に進んでいける 未来はもっと良くなると思える その未来になんの揺らぎもなく 君を感じる しあわせ

          詩|しあわせ