リーダーシップとニューサイエンス 勉強会 第10章 現実の世界(前編)
2024/4/8にリーダーシップとニューサイエンス第10章をテーマに勉強会を行なったドラ。
自律分散組織から自己組織化に関し多様な例をあげての議論となったドラ。
後編はこちら。
参加者
※本文には宗教や政治に関する記述が含まれております。これらのテーマに不快感を覚える方は、ご注意いただき、読むのをお控えください。
対話内容
ほん:
概要ってほど概要をまとめてないですけど、こんなことが書かれてたよねぐらいのことをちらっと言わせていただいて。議論のトピックを私の方から持ってきておりますので、そこらへんあたりをお話したいなと 思ってます。
10章自体はほとんど事例がメインなんですけども、1番最後の章で現実の世界っていうのをテーマにしているものです。
この世界は命令も管理も権威もなしで、自ら組織化する方法を知っているとか、 基本構成要素は個体ではなくて関係だよねみたいなオレンジじゃなくてテールだみたいな感じの主張は書かれているなと思いながら読み直してました。
事例に何書いてあるかっていうと、大きく2つです。ハリケーンカトリーナの時のFEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁) がうまく動かず、逆に個人やボランティアとはアマチュア無線家がうまく動いてましたね いうお話が1つありまして。だから、管理型だとうまくいかないんだ、個人はボランティアでもうまくいくんだみたいなことが主張されていたのが1つ。もう1つはテロリストですね。テロリストも自律分散組織だよねっていうので、 これがまた、心は一つで、情報が一旦通ってしまえば、情報たとえ分断しても情熱が勝手に動くようになると いうようなことを主張しておりました。
これを読んで私が2つ話したかったことが次のテーマでして。1つが、ネガティブな自律分散組織っていうのは他にもどのようなものあるんだろうかっていう点。もう1つは、自律分散組織って走り出しちゃったら止めらんないんじゃないか。テロリストとかを見ると、そうですよね。完全に停止、抑止することってすごい難しく、一般的な組織、オレンジの組織よりも停止、抑止が難しいようにも読めてしまって、 自立分散型の組織を停止するにはどんな手段があるんだろうかみたいなことを行ったり来たりしながら話したいなと。
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